日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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三内丸山遺跡 すごいね

縄文時代の日本最大級の集落・

  青森市三内丸山遺跡に行ってきました。

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 三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)は、今から5500年前~4000年前の縄文時代に数百人が生活をしていたという日本最大級の集落で、国の特別史跡です。

この貴重な歴史遺産は、青森市にあります。

 

 三内丸山遺跡からは当時の生活の様子、自然環境が推測されます。

 海に向かう道路、住居、倉庫、墓、等が計画的に作られ、当時使用したと思われる土器、石器が発掘されていて、竪穴式住居、大型の竪穴式住居、掘立柱建築、倉庫が再現されています。

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 後ろに見える「堅穴建物」。この遺跡の住民が暮らしていたと思われ、中に入れます。中は狭いですね。でも現代みたいに物がたくさんなかった当時はこれで十分かと。 

 

 この地では、食用、建材用として栗の木を植えていた、また芋類や豆類を栽培していた、陸奥湾に近いためここで魚介類を手に入れていた、・・・と推測されます。

 さらに黒曜石やヒスイが出土していることから広く交易をしていた可能性も考えられます。

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 おっさんの後方、右に見えるのが山内丸山遺跡のシンボルとも言える「大型掘立柱建物」。6本の太い栗の木を使用した三層の高さ14.7メートルです。縄文時代にどうやって作ったんでしょうか??そして何に使用したのでしょうか?見張り?儀式?

 建物には、栗の木が建材として使われていますが、柱を焦がして腐るのを防ぐ工夫があり、柱穴は、直径が2メートル、深さも2メートル、間隔が4.2メートルと全て統一されていることから、この地域や時代の建築技術、測量技術がしっかりしていたことがわかります。

 

 その「大型掘立柱建物」の横にあるのが「大型竪穴式住居」。集会場、共同作業場ではないかということです。中に入ることが出来ます。




(おっさんが現地:三内丸山遺跡で考えた)

1、東北地方というと寒いイメージがあり、さらに本州最北端の青森だから、かなり寒いのではないでしょうか?縄文時代の人たちは冬の寒さをどう、しのいでいたのでしょうか?

2、縄文時代にこれだけの規模の集落があったのになぜ今は遺跡だけになったのでしょうか?天変地異が襲ったのか?疫病が流行したのか(当時の医療技術では疫病が出たら防ぎようがないでしょう)外敵が侵入して滅ぼされたのか?? どうしてでしょうね?

3、食事を考えると、小魚や植物の実が中心と思いますがこれで腹いっぱいになったんでしょうか?おっさんなら空腹ですね。あと、熊とか野犬とかオオカミとかも襲ってきたでしょうか。

・・・この地に立つと色々な疑問が浮かんできますし、様々な事を想像しますよ。

これが史跡めぐりの楽しみでもあります。



ここは、お子さん連れでも、カップルでも楽しめます。5500年前にここで生活していた人の事を、

あれこれ想像しながら遺跡を回るのは楽しいですよ。

お勧めです!!

 

 ※入場料が2019年4月1日より有料になりました、ご注意ください。

一般:410円、高校・大学生:200円 中学生以下:無料

 

※おすすめ情報

① 地元のボランティアガイドと一緒に回った方がいいです。

だだっ広い遺跡眺めながらただ歩くより、解説付きで見て回った方がためになります。

② 縄文時遊館にソフト来夢という栗味のソフトクリームがあり、おいしいですよ。

 

 

<<三内丸山遺跡に行くには>>

JR青森駅より市営バス乗り場から乗車、30分かけて「三内丸山遺跡」下車  310円

住所:青森市山内字丸山305

公式HP「特別史跡 山内丸山遺跡」https://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/