偶然見かけてなんとなく気になり足を運んだのが、
中野区の妻戀(つまこい)神社
全然気にしていなかったのに、見たとたん、なぜか気になって仕方がないようになることがありますよね。今回はその話です。
今回紹介する妻戀神社は、中野の東京警察病院の早稲田通りを挟んで向かい側に鎮座する神社。
最初、おっさんは、JR中野駅から少し歩いた場所にあるという「陸軍中野学校跡地」を探していました。
そのとき、この神社が偶然目に入りました。そのあとなぜか気になり、結局行ってきました。
御覧の様に早稲田通り沿いの小さな赤い鳥居がある神社です。
ひっそりとしたたたずまいです。
おっさんは、鳥居をくぐった後、急に何かを感じました。それが何かはわかりませんが、「何かある」と感じ腕に鳥肌が立ちました。これが霊感なのでしょうか?
それとも単におっさんの体調が悪いだけなのでしょうか?
鳥居には「妻戀御社(つまこい)神社」と書かれています。
妻、戀・・・なんとなく「夫婦」、「恋愛」を想定させます。
江戸時代に心中した夫婦を祭る??なんて想像しましたが真相はわかりません。
日本中に「妻恋」と名がつく神社はたくさんありますよね。その流れを組むんでしょうか?
中野区にある、この妻戀神社の御祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)、その妃である弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと)、穀物・食物の神様である倉稲魂命(うかのみたまのかみ)です。
境内には溶岩でできた石祠や、お地蔵さんを安置した祠もあります。
神社内には看板も案内板もないのでこの神社の詳細はわかりませんでした。
神社を囲む塀の裏には「昭和6年」の日付と氏子の名前が彫られていました。
昭和6年は、1931年、満州事変が起きた年、軍国主義の時代です。
この地域は、明治に入ると軍関係の施設が造られ大型軍事用飛行船「雄飛号」の製作、「軍用伝書鳩」の研究・開発が行われていました。そして太平洋戦争が始まる前に陸軍中野学校が造られます。軍関係者や中野学校生もこの神社を参拝したのでしょう。
ひっそりとたたずむ小さな神社、この神社はどのような歴史を歩んできたのでしょうか??
<<妻戀神社への行き方>>
JR中野駅から徒歩10分
警察病院が目印。警察病院の早稲田通りを挟んだ反対側。
住所:東京都中野区野方1-5-4