本州最西端の県は山口県。
その山口県で1番人口が多い都市は、県庁所在地の山口市ではありません。
令和元年8月の発表では、県庁所在地の山口市は19万人で第2位。
その下関市の中心部が、古くからの九州や大陸へ渡航する船が行き来する港町であり
宿場町としても栄えた唐戸地区(からと ちく)です。
(唐戸地区の見所)
【①下関といえば「フグ」】
唐戸地区の関門海峡に面した場所にある像。フグの競りの様子の像です。
下関と言えば、フグ。フグは山口県の県魚でもあります。
下関は、日本で水揚げされる天然のトラフグ(高級です)などがの8割近くが
集まります。
フグの競りの様子は、よくニュースで流れます。
フグのセリは、仲介者と買い手が黒い袋の中で、仲介者の指を買い手が何本握るかでフグの価格が決まるという、非常に珍しい方法です。
この方法だと,周りの人はいくらで値がついたかがわかりません。
なお、下関ではフグではなく「フク」といいます。「福」にかけています。
また、五月の子供に日には、この唐戸地区では、「こいのぼり」ではなく、「フクのぼり」が飾られます。
【②唐戸市場】
唐戸地区にある唐戸市場は魚介類の市場だが、野菜の直売所もあります。
また、ここのすし屋は、ネタが新鮮なので人気です。
【唐戸市場のHP】http://www.karatoichiba.com/
住所:山口県下関市唐戸5-50 TEL083-231-0001
【③福岡県北九州市の門司まで5分】
唐戸地区は、対岸の福岡県北九州市門司区とは、関門連絡船でわずか5分という近い
距離です。400円で門司まで行きます。
フェリー乗り場の「唐戸桟橋」です。
対岸は、福岡県北九州市の門司。最短距離は1キロもありません。
波が荒れて多少フェリーが揺れることがありますが、たった5分で門司に着きます。
●唐戸桟橋
JR下関駅発のサンデン交通バスで海響館バス停下車すぐ。230円
【関門汽船株式会社のHP】 http://www.kanmon-kisen.co.jp/
【④水族館の「海響館』】
建物の形は、鯨をモチーフにしたという。
ここには、下関ならではの世界のフグやシロナガスクジラの全身骨格標本がある、
また、イルカとアシカのショーも人気。
入園料は高校生以上は2000円、小中学生900円、3歳以上の幼児は400円。
ただし、2019年10月からの消費増税で料金を値上げするそうです。
【海響館のHP】 http://www.kaikyokan.com/
住所:下関市あるかぽーと6番1号 TEL 083-228-1100
【⑤ザビエル上陸記念碑】
フランシスコザビエル・・。スペインの宣教師でイエズス会の創設メンバーの1人。
1549年に日本にキリスト教を伝えた人物として有名です。
そのザビエルが、1550年に、天皇のいる京都に向かうために九州を発ち、本州最初の地として、この下関に上陸しました。そのためザビエル上陸記念碑があります。
ザビエル上陸記念碑
【⑥堂崎の渡し場跡】
この石碑は、ザビエル上陸記念碑の隣にあります。
山陽道は、ここ下関・唐戸で終了しますが、道自体は、関門海峡を渡り九州へと続いています。そのため、ここは「堂崎の渡し場」と呼ばれる船着場がありました。
江戸時代には旅人の往来手形を改める津口の船番書が置かれていたそうです。
この石碑は当時の堂崎の渡し場で実際に使われていた渡し場の石を使っているそうです。
【⑦カモンワーフ】
唐戸市場に隣接した商業施設が「カモンワーフ」で、年中無休です。
その中には、土産店・レストランなどがあります。
住所 山口県下関市唐戸町6-1 TEL083-228-0330(9:00-18:00)
【⑧関門海峡遊覧ヘリコプターも】
見るところも楽しむところも食べるところもあるので、
皆さんも一度、
<<唐戸地区への行き方>>