10月1日の消費増税から1か月が経過しました!
消費増税から1か月・・・。
おっさんは、「物が高くなった」という意識はありません。
しかし「現金使わなくなった」、「自分のなかでキャッシュレス化が進んだ」という
感覚はあります。
(進むキャッシュレス化)
今回の消費増税で、政府は、2019年10月1日から2020年6月30日までの9か月間の限定で「キャッシュレス・消費者還元事業」(以下、キャッシュレス還元施策)を実施しています。
これは、対象となる店で、クレジットカードなどを使ってキャッシュレス決済で製品を購入すると最大5%のポイント還元が受けられるということです。
つまり、同じ値段の商品を購入した場合、通常より安く購入できます。
おっさんは、会計の時に小銭を探したり、小銭が財布に溜まって重くなるのが嫌いなので、昔からクレジットカードを愛用しています。
クレジットカードの利用は、決算がスピーディーだし、便利で作業も簡単です。
そして、今回の消費増税導入で、これまでの利点に、さらに「安くなる」という点が
加わり、その結果、クレジットカード利用にさらに拍車がかかりました。
特に、西友での買い物の割合が格段に上がりました。
というのは、西友ではセゾンカードを利用すると、毎日全商品3%割引です。
もともと、西友は商品が安いのですが、さらにセゾンカードを利用すると
全商品3%OFF。これは利用しない手はありません!!
(ポイント還元額が予想を上回るペース)
最近、おっさんがニュースを見ていたら、気になることがありました。
消費増税後の10月1日以降、キャッシュレスで買い物をしたときの還元額が、
1日平均10億円で、これは政府が予定していた額を上回るペースだと言うことでした。
(10月25日のニュースより)
政府は、キャッシュレスポイント還元の費用として1786億円を用意していますが、
ひょっとしたら、準備していた予算が足りなくなる可能性もあるそうです。
日本国民の多くが「安く買えるからキャッシュレスにしよう」と考え実行したと思われます。みんな賢いのです。
(消費税の歴史)
消費税は1989年(平成元年)4月1日に日本で初めて導入されました。当時の税率は3%でした。
その後、1997年(平成9年)4月1日から消費税率が5%に増税されました。
さらに、2014年(平成26年)4月1日からは消費税率が8%になりました。
そして2019年(令和元年)10月1日からは消費税の税率が10%に引き上げられました。
過去2回、いずれも消費税の税率を上げたときは消費が冷え込み景気が後退しています。
今回の10月の消費増税で景気が後退したかどうかは、まだ消費者物価指数やデパート
売り上げ、個人消費などの指標が発表されていませんので、数字的にはわかりません。
キャッシュレスポイント還元が終了する来年2020年(令和2年)6月30日以降、還元がなくなるので消費が落ち込むのではないかと思われます。
果たしてどうなるか、景気が後退するのか、あるいは東京五輪直前需要、新商品登場などで景気が良くなるのか。。。
今後の行方に注目です。