達磨寺の裏手には、古墳があった!!
「聖徳太子」「達磨大使」「聖徳太子の愛犬・雪丸」に縁があるお寺です.
達磨寺の裏には、木が生い茂り、こんもりと土が盛り上がった場所があります。
これは6世紀末,聖徳太子が活躍した時代の古墳です。
境内には、古墳の案内板がありました。
(達磨一号墳は、犬の古墳!!)
横穴式石室が外からでもハッキリとわかるのが達磨一号墳。
直径15メートルの円墳です。
この古墳が雪丸の墓といわれています。
そのため雪丸塚とも言うそうです。
古墳は天皇や豪族など地元の有力者のお墓が多く、誰もが古墳を持てるわけではありません。
庶民は古墳なんて持てません、
なのに犬の墓が、古墳になるとは、なんと高貴な犬でしょうか!!
(聖徳太子秘密の地下道?)
この古墳にある石室は、言い伝えでは、聖徳太子が4キロメートル離れた法隆寺から通った秘密の地下道だと言われています。
聖徳太子の秘密の地下道??!!スケールが大きい話です。
石室は、小さくて狭いですが、中に入ることが出来ます。
(達磨二号墳)
1号墳の隣にある、直径16メートル、高さ2メートルの小高い小山の円墳です。
(達磨寺と古墳)
この達磨寺がある王寺町は、聖徳太子が建てた法隆寺から4キロの場所にあります。
飛鳥時代、聖徳太子は法隆寺から王寺町まで愛犬雪丸を連れて散歩をしていたそうです。
この達磨寺の境内に掲げられている案内板には、以下のような説明があります。
「613年、推古天皇の時代に聖徳太子が飢人を助け厚く葬ったという片岡飢人伝説があり、その飢人が達磨大使の化身であったと考えられるようになった」そうです。
この本堂の下には古墳があり、これが達磨大使の墓があるという伝承があり、
そこからこの寺が「達磨寺」となったそうです。
ココは小さくて地味な寺ですが、
「聖徳太子」「達磨太子」という日本と中国の2大エースが揃った素晴らしいお寺です!!
【前回、達磨寺について書いたブログ記事】
そして6世紀の古墳。
【達磨寺公式HP】
【王寺観光協会 達磨寺】
【奈良寺社ガイドの達磨寺】
【奈良県観光公式サイトの達磨寺】
●達磨寺
JR王寺駅徒歩15分