3月3日は、江戸幕府が始まった1603年に、日本橋が開通した日です。
この日、徳川幕府をひらいた初代将軍・徳川家康が全国の街道の整備を計画し、木造の太鼓橋を架けます。これが日本橋です。
当時の橋の北側部分を原寸再現したものが江戸東京博物館に展示されています。
日本橋は東京の中心にあり、「東京」駅から徒歩10分弱の場所にあり、また、国の重要文化財になっています。
日本橋は、東京都中央区の日本橋川に架かる江戸時代にかけられた橋をさします。
できた当時は木製の太鼓橋でした。
江戸の町は、幕府開幕とともに、「将軍のお膝もと」として繁栄していきます。
日本橋は、江戸幕府が開いた翌年には五街道の起点になり、陸上交通の要となります。
また同時に、水運にも恵まれていたために船を通じて様々な物質も集まり流通していました。
やがて日本橋地区は、文化・経済・流通の集約地として江戸時代に一番栄えていた地域となります。
しかし日本橋は、1657年に起きた明暦の大火で全焼します。江戸時代、江戸の町では頻繁に火事が起きていますが、その時に木造の日本橋もその後も何度も家事にあいます。
記録では、日本橋は10回以上も火事で燃えたそうです。
江戸の人口は、やがて100万人を超え、パリやロンドンよりも大きな世界屈指の都市と成長し、全国各地から商人や職人が集まり文化を形成し賑わいをみせていきます。
(明治以降の日本橋)
日本橋は、明治初期には肥後の石工・橋本勘五郎によって石造りの橋が架けられます。
そして、1911(明治44)年には、花崗岩でできた西洋風の二連アーチ橋がかけられました。これが今の日本橋です。ですから100年以上の歴史を持ちます。
1963年(昭和38年)には、日本橋の真上に、首都高速道路が作られます。
タクシーが通っているのが現在の日本橋です。
その上の高架橋は首都高速都心環状線です。
国土交通省はこの首都高速を地下にもぐらせることを計画しているそうですが、完成には数十年かかるそうです。
(東京まで〇〇キロという基準が日本橋)
東京都中央区にある日本橋の中央には、東京市道路元標があります。
これは、1923年(大正12年)の関東大震災後から復興後の1928年(昭和3年)に建てられたもので日本全国に巡らされた道路網の起点となっています。
地図を見るとき、「東京まで○○km」と書かれていますが、その多くは、ここ日本橋までの距離を表しています。
(永谷園のお茶漬けの付録)
年配の方なら、永谷園のお茶づけの中にオマケで入っていた東海道の浮世絵を覚えている方が多いと思います。歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」を小型のカードにしたもので、永谷園のお茶漬け1パックに1枚入っていました。
日本橋地区は、今も栄えていて、
おいしいお店、ショッピング店など集まっています。
最近は、中国人観光客の方々が観光バスでやって来て
高級品を大量購入している光景をよく目にします。
●無料巡回バス
東京駅・八重洲、京橋、日本橋地区を結ぶ無料巡回バスは、毎日10:00~20:00まで10分間隔で運行しています。 www.hinomaru.co.jp/metrolink/nihonbashi/
乗車料金は100円、全路線乗り放題の一日乗車券は300円です。
八重洲、新日本橋、室町、小伝馬町、浜町、中洲、人形町、八丁堀などの日本橋周辺エリアと、中央区役所を結ぶ巡回バスでPASMO・Suicaも使えます。
www.hitachi-gr.com/o_info/chuoku_info.html
【東京の観光公式サイト:日本橋】
<<日本橋への行き方>>
住所:東京都中央区