日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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東京五輪延期に伴い 3月26日予定の聖火リレーが中止に!

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振う中、

3月24日(火)午後9時過ぎに

2020東京五輪の1年程度の延期が決定!

 

それに伴い3月26日開始予定の

東京オリンピック聖火リレーが中止に!!

 

聖火リレー開始の2日前の決断!

直前の聖火リレーの中止は、史上初です。

 

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 聖火は東京五輪大会の3月12日(木)に古代オリンピック発祥・ギリシャオリンピアの遺跡にあるヘラ神殿前で太陽光を使って採火されました。

その時、採火する人たちは古代の衣装を着て昔の人のかっこうをしていました。

TVで夕方に生中継をしていたのでご覧になった方も多いと思います。

 

その聖火は3月20日、東日本大震災津波で被災した宮城県東松島市航空自衛隊

松島基地に到着しました。

そして26日(木)から日本国内での聖火リレーが始まる予定でした。

 

(五輪延期で聖火リレー中止!)

 しかし、3月24日(火)午後9時過ぎに東京五輪を1年程度延期する方針が発表されたため新国立競技場へ向けて全47都道府県を巡る聖火リレーも取りやめとなりました。

聖火リレースタートの2日前の決定です。

 

今回の新型コロナウイルスに関してWHOはパンデミック宣言をしました。

新型コロナウイルスが世界中を襲い、多くの方が亡くなりました。

小中学、高校は自主休校、イベントも自粛、相撲は無観客試合、春の選抜高校野球

史上初の中止。出歩く人も減り観光地は閑古鳥で、ホテルや旅行会社、飲食店など関連産業が大打撃。世界中の株価も大下落、人の行き来の規制を呼びかける国や地域もあります・・・この新型コロナの破壊力のすさまじさ!

しかも、まだ新型コロナウイルスの勢力は衰えていません。

このような状況の中、多くのアスリートや観光客が集まる東京五輪は1年程度延期となりました。延期の期限は遅くとも来年夏までとしています。

 

おっさんは、この決断は正しいと思います。スポーツより人の命が重要です。

 

 

(リレー中止で聖火は、どうなるの?)

20日宮城県航空自衛隊松島基地に到着した聖火は、東日本大震災で被災した宮城、岩手、福島の3県で「復興の火」として展示中です。

 

聖火は当面、配置したままで、今後、新たな日程が決まれば改めて聖火リレーを行うということです。

 

(予定されていた聖火コース)

日本での2020東京五輪聖火リレーは、東日本大震災の被災地・福島県から始まる予定でした。

2011年(平成23年)に起きた東日本大震災から日本が復興したというメッセージを送るためです。

福島県の復興のシンボルである「ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジ」で全国の聖火リレーのグランドスタートが始まり、その後、東日本大震災からの復興を進める沿岸部の市町村など福島県内各地をリレーする予定でした。

その後、聖火は121日間をかけて日本全国を巡る予定でした。

 

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 (聖火)

 

近代オリンピックでは、パリ1924大会まで聖火はありませんでした。

1928年(昭和3年)のアムステルダム大会の時には、スタジアムの外に塔を設置し、そこに火を灯し続けることをはじめ、それが契機となり、現在の聖火が誕生しました。最初は聖火リレーではありませんでした。

 

有名な話ですが、1936年(昭和11年)にドイツのベルリンで開かれた五輪では、

五輪発祥の地ギリシャアテネから五輪開催地のドイツのベルリンまで聖火を持った

人がリレーをしました。

これは数年後の第二次大戦時のドイツ軍の侵攻の下見にもなりました。

 

(前回1964東京五輪聖火リレー

前回、1964年(昭和39年)の東京五輪のときには、聖火は、ギリシャから聖火を空輸するための特別機の「シティ・オブ・トウキョウ号」で、アジアを経由してアメリカの統治下にあった沖縄に到着しました。

当時は、太平洋戦争が終わり20年もたっていない時期で、日本軍が侵攻した東南アジアでは、まだ反日感情が強く残っていました。

アジアで初めて開催される五輪と言うことで、アジアにも配慮したためです。

 

また、沖縄は米軍統治下でした。沖縄が日本に復帰するのは1972年(昭和47年)の事です。沖縄に到着した聖火は大歓迎を受けます。

 

聖火は、沖縄本島を走り、空路で沖縄から鹿児島、宮崎、北海道に運ばれ、北海道から2つのルートに分かれ合計4つのコースで全都道府県を巡りました。

JOCの記録によると、地上リレー総距離6,755km、リレー総区間は4,374区間、参加リレー走者10万713名とあります。

おっさんのいとこも当時高校生で、聖火リレーに走ったそうです。

NHKのHPにそのことをまとめたHPがありました。

NHK聖火リレー1964再現プロジェクトのHP】

 

1964年(昭和39年)東京五輪の国内聖火リレーの出発地の1つが宮崎市にある

八紘一宇の塔(平和の塔)です。宮崎は天孫降臨の地ということで選ばれました。

【宮崎・平和の塔について記述したブログはここ】

【1964東京五輪の聖火に関するおすすめの本】

 

 

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中

「7月24日に開会式、8月9日が閉会式」という

当初のスケジュールは変更となり、

1年程度の延期となりました。

 

 その延期に伴い、聖火は中止です。

 

次は、新型コロナが収まり、安心して観戦できる、

  そんな環境になることを願います。

 

 

【おっさんが2020東京五輪メダルと聖火トーチを実際に見たブログ記事はここ】

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 東京五輪公式HP】