4月はTVの新年度番組開始の時期です.
NHKは、BSプレミアムとBS4Kで2020年(令和2年)4月1日(水)午後9時から、「刑事コロンボ」をシリーズでの放送を始めました。
「刑事コロンボ」・・・年配の人には、懐かしい記憶があると思います。
「刑事コロンボ」はピーターフォーク演じるロサンゼルス市警察殺人課の警察官コロンボを主人公にしたアメリカのテレビドラマで全69話。
おっさんがまだ小さいころ、土曜日にNHK総合テレビで午後7時半から9時まで放送していました。ちょうどTBSの「8時だヨ全員集合」と放送時間が重なっていました。
おっさんは当然「全員集合」を見たいのですが、おっさんの両親は「コロンボ」を見るのでとても悔しい思いでした。
しかし、実際にコロンボを見たら、そのストーリーやセリフなど面白くて引き込まれて毎回楽しみに見ていました。
(刑事コロンボは、ストーリー展開が面白い)
「刑事コロンボ」は、まず犯罪から始まります。
まず殺人がおきます。そして犯人は知恵をしぼり完全犯罪をねらい色々と工作をします。最初に、視聴者は、犯人、殺人の過程や背景などを目にします。
次に、殺人現場にロス警察のコロンボ警部が駆け付けます。
これからコロンボ警部が少しずつ少しずつ、犯人の矛盾やミスに目をつけ、アリバイを崩していきます。
視聴者は、すでに殺人の過程を知っているわけですから、コロンボの推理や指摘を
「そうそう」とうなずきながら見ていきます。
このへんのコロンボと犯人とのやりとり、駆引き、は見ごたえがあります。
また、追い詰められて行く犯人の焦り、感情も見事に描かれています。
そして、「ラストで犯人のアリバイを完璧に崩し逮捕にもっていく。」。。
この終わり方が見事です。見事な謎解きを見ているようです。
犯人とコロンボとの心理戦、駆け引き、たくみに犯人の裏を突き、アリバイを少しずつ崩していく過程が実に見事。
コロンボは、壊れそうなボロ車、よれよれのコート、葉巻がトレードマークです。
ドラマでは、毎回のようにコロンボの会話で「うちのカミさん」や「甥っ子」の話が出てきますが、当人は1度もTVには登場しませんでした。
続編として「ミセスコロンボ」というドラマもありましたが人気がなく、すぐに放送が終わりました。
というわけで、毎週水曜日午後9時は「刑事コロンボ」が放送されるので楽しみです。
「刑事コロンボを、自分の都合で好きな時間に見たい」という方はDVDも販売されていますのでそちらをどうぞ。