日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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童謡「たきび」発祥の地

 

 

小学校の時に「たきび」という歌を歌った方も多いと思います。

作詞が巽 聖歌、作曲が渡辺 茂です。

2007年(平成19年)には「日本の歌百選」に選ばれた歌です。

 

この歌の発祥の地が、東京中野区の垣根ぞいにあります。

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「たきび」の歌詞を作ったのは、巽聖歌という岩手県出身の童謡作詞家です。

巽聖歌は1930年(昭和5年)から約13年間、萬昌院の近く、現在の上高田4丁目に住んでいました。

【萬昌院功運寺について書いたブログはここです】

 

巽聖歌が、童謡「たきび」の歌詞を作るときにこの辺りを散策しイメージを作ったそうです。

「聖歌」という名前は凄いもんですが、もちろんペンネームです。

この「たきび」という童謡は、垣根の曲がり角でたき火をしていたときの情景を描写した歌詞です。

 

 たき火発祥の地には中野区が建てた案内板があり、以下のように記されています。

 

「聖歌は、この詩が作られた昭和五、六年頃から約十三年間、萬昌院のすぐ近く、

現在の上高田四丁目に家を借りて住んでいました。

朝な夕なにこのあたりを散策しながら「たきび」の詩情をわかせたといわれています。」

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「たき火」の歌碑のすぐ横には民家がありますが、

垣根の曲がり角とはこんなイメージでしょうか?

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 現地で「たきび」発祥の地、周辺の写真を撮影しましたが、

今ではすっかり見かけなくなった垣根が令和の時代の今でも残っています。

写真左手のくぼんだ所に、たきび発祥の地の案内板があります。

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(時代背景)

童謡「たきび」は、1941年(昭和16年)に、NHKのラジオ番組で詞が発表され、12月に楽曲が発表されました。この年は、日中戦争の真っ最中で、また太平洋戦争が開戦した年でもあります。

 

 

(人々に親しまれた証拠、

    日本全国にある「たきび」の歌碑)

 

童謡「たきび」の歌碑は、おっさんが調べただけでも、中野以外に5つあります。

 

紫波町合公園  岩手県紫波町桜町字下川原100】

巽の生誕地、この町では巽聖歌碑前祭が行われます。

 

【旭が丘中央公園 東京都日野市旭が丘5-1 】

作詞家の巽が中野から引っ越して後半生を過ごした場所です。

 

茶臼山自然植物園(恐竜公園) 童謡のひろば  長野県長野市篠ノ井岡田2358】

「童謡の広場」ということで、ここには「もみじ」「赤とんぼ」など6つの歌碑が建っています。

 

【二見公園  兵庫県明石市二見町東二見364 】

 

【あいさつ通り 福岡県古賀市舞の里2 舞の里1~5丁目のあいさつ通り童謡碑】

ここは、童謡碑として「あかとんぼ」「蝶々」「ほたるこい」などの歌碑があります。

 

日本各地に歌碑があるということは、それだけ人々に親しまれている証拠でしょうね。

 

 

【中野区公式観光サイト:まるっと中野の記事】

 

<<「たきび」発祥の地の行き方>>

JR東中野駅から徒歩15分程度

住所:中野区上高田3丁目25番

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【これまで ブログに書いた 歌に関する記事】