日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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お万榎稲荷神社


 お万榎稲荷神社 その強烈な歴史f:id:reiwa00502:20200610163942p:plain

千駄ヶ谷に住む友人から、千駄ヶ谷駅から歩いて行ける、お万榎稲荷神社は、確実に

押さえておいたほうがいいよとアドバイスをいただきました。

「お万榎」??これは何でしょうか?地名?人名?気になりますねえ。

しかも「押さえたほうがいい??なぜ??」ということで 行ってきました。

 

(お万榎稲荷神社)

お万榎稲荷神社は、JR千駄ヶ谷駅から10分ほど歩いた住宅地の道路沿いにありました。

石でできた鳥居をくぐって中に入り左側を上ると、小さい山の上に祠があります。

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神社をくぐると先には、石の祠が。

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ここを左に曲がり山を登ると山頂にある祠。

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祠を正面から見ると、この通り。

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 (お万榎稲荷神社の歴史) 

世の中には、色々な、いたずらみたいなことをする人がいるもんです。

今回紹介する、お万榎稲荷神社はその類です。

この神社、用語を分解すると「お万」、「榎」「稲荷神社」です。

この名前気になりますよね。「お万」これは何でしょうか?オマン・・・

まさか・・・・

で、調べてみると・・・

 

昔、大きな榎がありました。この巨木は二股に分かれていて、ちょうど人間が逆立ちした形で、またの部分が空洞になっていて、女性の陰部にそっくりでした。(おい!おい!なんじゃそりゃ。)

そこで四谷に住む大工さんが、その根元をミノなどの大工道具を使い自分の奥さんの

女陰とそっくりに作り上げました(アホやなあ)。

まあ、いたずらでしょうね。

しかし、奥さんが女陰の病気に掛かってしまいました。

そこで大工は、「これはいたずらした祟りだ」と思い、祠を造り、榎神社として祀りました。すると女房殿の病気がすぐに治ったといういう説があります。(おいおい、どんな説だよ!!)

ちなみにその榎は1945年の空襲で焼失したそうです。

このお万榎稲荷神社は、女性の下の病に御利益がある、効果がある神社として信仰されていたと言われています。

 

各地の神社を調べていくと、子孫繁栄とか安産とか、子供が授かるようにとか、あるいは下の病気を退散するとか、そういうことを祈願する神社もあります。

このお万榎稲荷神社もその系統だと思われます。

 

なお、「お万榎」の「お万」は、紀州徳川家の初代頼宣を産んだ、お万の方が、この榎を信仰したことによるという説があります。

 

(小さな二宮金次郎像)

現在、このお万榎稲荷神社は、名前の由来になった榎の木はありませんが、小さな二宮金次郎銅像があります。下の写真の赤で囲んだ部分です。

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これが本当に小さい!おっさんの手のひらサイズです。

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また、この神社は、京都の伏見稲荷大社、栃木県足利市の門田稲荷神社、とあわせて 日本三大縁切り稲荷神社と言うそうです。こわーーい

 

<<お万榎稲荷神社への行き方>>

JR中央線千駄ヶ谷」駅より徒歩10分

住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-29

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