日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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キツネのミイラがある神社で何かを感じた!!:西高井戸松庵稲荷神社

 

キツネのミイラがあるという神社に行ってきました。

そこは東京都杉並区松庵にある西高井戸松庵稲荷神社(にしたかいど しょうあん

いなりじんじゃ)です。

 

こちらが西高井戸松庵稲荷神社の入口です。道路沿いです。

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石鳥居の奥に朱色の鳥居があり、その先に社殿が見えます。

赤い鳥居の両側には、狛犬ならぬ きつねがいます。

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(キツネのミイラを祀る祠で何かを感じた!!) 

現在、キツネのミイラは最初の鳥居をくぐって左手にある「ほこら」(1961年・昭和36年に建立)に安置されています。

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ミイラは前足を口にくわえた状態のまま真綿の上に置かれているそうですが、

ミイラは非公開で見ることはできませんでした。

 

ごめんなさい、おっさんは、このキツネのミイラが祀られている「ほこら」から独特の何かの雰囲気を感じたため、近づいて写真を撮ることをためらいました。

そのため、肝心のこの「ほこら」の写真はここだけです。お許しください。

 

(キツネのミイラの悲しい話)

この一帯は、江戸時代の前期に荻野松庵(おぎのしょうあん)という医者が開いた事から「松庵村」と呼ばれていた地域です。

この神社は円光寺というお寺の境内に松庵村の鎮守として創建されました。

円光寺には大きな築山があり、狐が穴を掘って子狐を育てていました。 円光寺は明治維新後に廃寺となりますが、1897(明治30)年頃に築山を取り除いたときに、拝殿の床下から、前足を咥えたままの姿で亡くなっている親狐が発見されたそうです。

子狐の姿はありませんでした。何らかの理由で親子のキツネが離れ離れになった模様です。

1934年(昭和9年)5月1日に西高井戸・松庵稲荷神社を合祀するにあたり本殿を造営し、さらに1961年(昭和36年)には末社を建て、お稲荷様のお使い姫として言い伝えられているこの狐を祀るようになりました。

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 交通量が多い道路に面していますが、木々の緑に囲まれているこの神社は、落ち着いていて静かな雰囲気です。

その一方で何か神秘的な雰囲気を感じたのも確かです。

 

<<西高井戸松庵稲荷神社への行き方>>

中央線 西荻窪駅南口より徒歩約15分

住所:東京都杉並区松庵三丁目10-3

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