小学生や中学生のお子さんがいる御家庭では夏休みに入ったと思います。
自由研究など何にしようかと考えている方も多いと思います。
都内在住なら東京の九段にある昭和館を研究対象の1つにしてはいかがでしょうか?
今回、昭和館で展示しているのは「占領から独立までの軌跡」で7月18日(土)から
9月6日(日)まで開催で、入場料は無料です。
(昭和館とは)
ここでは、太平洋戦争中、そして終戦後の人々の暮らしぶり生活の様子を伝えていく
ことを目的として作られたものです。毎回テーマごとに展示されています。
入場は無料です。
現在は、戦後75年の特別企画展として「占領から独立までの軌跡」と題して当時の貴重な資料や文献などを紹介しています。
この展示は7月18日(土)から9月6日(日)までです。
75年前の1945年(昭和20年)8月15日、日本は第二次大戦で敗北し、無条件降伏をして
有史以来初めて日本全土が外国の占領下になるという事態を経験します。
今回昭和館では、サンフランシスコ条約で独立回復を果たすまでの6年8か月、日本そして日本国民が焼け野原からどのようにして復興していったかを、貴重な当時の物や資料などとともに解説しています。
展示物を見ると「へえ こんなのがあったんだあ」と唸るようなものばかりでした。
(英会話ちゃわん)
おっさんが展示物の中で1番印象に残ったものが、ある茶碗でした。
イラスト付きで会話が書かれた茶碗です。
終戦直前まで、米英は敵国であり、鬼畜米英であり、英語は敵性格で使用禁止でした。
それが終戦で占領国になるのでフレンドリーに英会話ができることを考えたのでしょうか?
下のように日本人の食生活には欠かせることができないお茶碗に、可愛いイラストで
初歩中の初歩の英会話が英文とカタカナで書かれています。
しかも、進駐軍と女の子の呼応する2つが実に親しげに描かれています。
占領軍の融和政策の1つでしょうか?
なお、展示物は写真撮影禁止だったんで、配られたパンフの資料から引用します。
というわけで、この他、占領下の日本で人々がどのような暮らしをして、生き抜いてきたのかを知る貴重な第一級資料が満載の、企画「占領から独立までの軌跡」を是非ご覧ください。
(夏休みの自由研究や卒論にも役立つかも)
これをまとめるだけでも、小中学生には夏休みの自由研究に大いに役立つと思いますし、さらにこの研究をもとに、近所に住む終戦体験者の話を聞くことで、より自由研究の質が上がると思います。
あるいは、この展示物をきっかけに占領下の日本の状況を調べたり、関係者の話を聞きまわったり、関係書類を読んでまとめていくと立派な卒業論文にもなると思います。
(昭和館案内)
なお、昭和館は
- 1階 –入り口、総合案内、資料公開コーナー、懐かしのニュースシアター
- 2階 - ひろば、写真展示
- 3階 - 企画展展示室:現在は「占領から独立までの軌跡」展示
- 4階 - 図書室
- 5階 - 映像・音響室
- 6・7階 - 常設展展示室
・・・となっています。
【昭和館公式HP】
と言うことで、
今回は夏休みの自由研究や卒論はもちろん
自身の研究にも役立ちそうな
東京九段の昭和館の紹介でした!!
<<昭和館への行き方>>
地下鉄九段下駅の4番出口すぐ
住所:東京都千代田区九段下1-6-1