鶴岡八幡宮は、鎌倉初代将軍・源頼朝ゆかりの神社で源氏および鎌倉武士の守護神。
鎌倉八幡宮とも呼ばれていて、鎌倉の観光では、はずせない場所です。
大石段、蓮に覆われた源平池、太鼓橋、上からの眺めなど 見どころ満載です。
(静御前が舞を披露)
1186年、源義経の妾で、京都一番の白拍子と名高い静御前が捕らわれ鎌倉に送られてきます。
そして4月8日、ここ鶴岡八幡宮の若宮の回廊で舞を披露しています。
この時、静御前は、義経の子供を身ごもっていて、その後、出産しますが男の子と言うことですぐに殺害されます。
そして、 鎌倉を離れ京都へと淋しく戻されます。
(倒壊した隠れ銀杏。そこに若木が・・)
鶴岡八幡宮のシンボルの1つが隠れ銀杏でした。
1219年1月27日、頼朝の長男・頼家の子の公暁が、鶴岡八幡宮の大階段の横にある大きな銀杏の木に隠れて待ち伏せ、大階段を降りてきた3代将軍・源実朝を殺害したという
言い伝えがあります。
ここで源氏の家系図で説明します。
長男・頼家は2代将軍、その息子は公暁。次男・実朝は公暁のおじさんにあたります。
つまり、甥がおじさんを殺害したのです。
おっさんは、この隠れ銀杏を見て大きいなあ、これでは隠れることもできると納得した物です。
しかし、この隠れ銀杏は、2010年(平成22年)3月10日に強風で根元から倒れたため
切断され撤去されました。
残念だなあと思いつつも自然の力には逆らいようがありません。
でも、今回よく見てみると、隠れ銀杏があった場所に小さな木が生えていました。
下の写真のしめ縄で囲まれた部分です。
命が受け継がれていたようです。
近づいて見ると小さいながらも、ちゃんと根を下ろしているように思えました。
【鶴岡八幡宮公式サイト】
<<鶴岡八幡宮への行き方>>
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31