10月18日 日本初の政党 自由党発足
1881年(明治14年)10月18日に日本初の本格政党となる自由党が創立大会を開催します。自由党は、フランス流急進派の影響を受け、一院制、主権在民、普通選挙などを
掲げ、初代党首には、下の像の人物・板垣退助が就任します。
しかし内部分裂が起きわずか3年後の1884年(明治18年)に解散します。
1874年(明治7年)に征韓論を唱えたものの、それが受け入れられず政府を去った
板垣退助らは、1875年(明治15年)に政府に対し「民撰議院設立建白書」を提出し
国会の設立を求めます。
薩摩藩や長州藩出身者を中心とした藩閥政治に対抗するためです。
1881年(明治14年)明治天皇の名のもとで「国会開設の詔」が下り、
明治政府は、1889年(明治22年)に国会開設を約束します。
これに伴い、政党が発足します。具体的には1881年(明治14年)に板垣退助が自由党
を、1882年(明治15年)には大隈重信が立憲改進党を結成し国会開設に向けた運動を
行います。
しかし、高まる自由民権運動に対し政府は弾圧を行い、自由党は解散、立憲改進党は
分裂状態となります。
【板垣退助が襲撃された事件について書いたブログはココ】
(国会開設)
1889年(明治22年)大日本帝国憲法が公布され、同時に衆議院議員選挙法も公布されます。
これにより、25歳以上でかつ15円以上納税する男子に選挙権が与えられました。
そして翌年の1890年(明治23年)7月1日に第1回衆議院選挙総選挙 が実施されます。
選挙では、親政府寄りの議員よりも立憲自由党、立憲改進党などの民党 が多数の議席を占めました。
ということで10月18日は
日本初の本格政党・自由党が創立した日
です。