どうです。
おいしそうな鮎の塩焼きでしょう?
実際おいしいんですよ。美味なり!!
(宮崎県延岡市の秋の風物詩「鮎やな」)
宮崎県北部の都市・延岡市。
マラソンで有名な旭化成がある企業城下町で、市内には五ヶ瀬川が流れています。
秋になると、この五ヶ瀬川にかかるのが「鮎やな」です。
「鮎やな」は、木材と石を使った川をせき止める柵の事です。
「鮎やな」では、川をせき止めた部分に1か所だけ通路を作ります。
ここが「落簀(おてす)」と呼ばれます。
鮎は産卵のために川を下りますが、その習性を利用して、鮎やなにある「落簀(おてす)」を通り、そこにひっかかった鮎を採ります。
この鮎やな、300年以上の歴史を持つ伝統漁法で、延岡の秋の風物詩です。
(鮎の宝庫 清流五ヶ瀬川)
延岡の市街地を流れる五ヶ瀬川は、鮎の宝庫と言われています。
五ヶ瀬川は、一級河川で、清流であり鮎の餌となるコケが豊富にあるため、
「尺鮎」と呼ばれる体長30cmを超えるような大きな鮎が多数生息しています。
30センチですよ。30センチの鮎ですよ。大きいもんです。
(雄大なスケールの延岡の鮎やな)
10月1日に五ヶ瀬川水系の「鮎やな漁」が解禁されました。
鮎やな漁は全国各地に見られる漁法ですが、その方法は地域によって違いがあります。
延岡市の鮎やなは、川を堰き止める形のもので、またその設置場所が市街地の近くに
あり、さらに川幅が100mを超えるものです。
このような大規模な鮎やなは、珍しいものです。
(鮎の食事処もオープン)
鮎の宝庫・延岡では、毎年10月上旬から11月いっぱいにかけて、五ヶ瀬川沿いに、
鮎の食事処が複数オープンします。
ここでは、五ヶ瀬川で獲れた鮎を、その場で塩焼きや味噌焼きにしてくれる鮎料理を
堪能することができます。
その1つが、五ヶ瀬川沿いの、かわまち交流館にある「あゆ処 国技館」です。
毎年そこで鮎料理を楽しめました。
しかし今年2020年(令和2年)は、新型コロナウイルスの影響で、河川広場に、テントを設営し、オープンの囲炉裏席をつくり、そこで食事をするようになりました。
最大8人が利用できるテントが20あります。
(おっさん 鮎を食す)
おっさんも宮崎の史跡巡りを行った2020年(令和2年)の秋にここを訪れました。
下の写真のように、鮎やなの手前にあるテントで食事をします。
新型コロナ対策で料理も密室ではなくテントで調理して運んできます。
(鮎づくし)
メニューは、アユの塩焼き、味噌焼き、甘露煮、アユ飯、鮎の味噌汁など鮎尽くしです。
おっさんは、3980円の 鮎づくしセットを食べました。
1番はやはり、鮎の塩焼き。川魚の臭みがなく実が多くおいしい!!美味なり!!
秋の暖かい日差しの下、遠くに鮎やなを見ながら、鮎を食べるのは、いいもんですよお。
こちらは、鮎のせごし。
ぶつ切りにした鮎の刺身です。コリコリとした骨も食べられます。
(鮎を求め2か月で2万人を超える観光客が訪れる)
延岡市全体で、鮎やなには、2カ月間で2万人を超える観光客が訪れるそうです。
2001年(平成13年)五ヶ瀬川の鮎焼きが、環境省が提唱した、自然や文化に根ざし、
将来に残したい香りのある風景を百箇所選定する『かおり風景百選』に認定されました。
<<鮎料理を食したお店>>
あゆ処「国技館」
営業期間 令和2年10月1日(木)~令和2年11月30日(月)
※悪天候の場合、仮設テントでの食事は中止。
平日の食事
11:00~15:00(ラストオーダー 14:00)
平日のテイクアウト
11:00~18:00(ラストオーダー17:00)
土日祝の食事
11:00~20:00(ラストオーダー 19:00)
※11/24以降は夜の営業時間を短縮中
土日のテイクアウト
11:00~18:00(ラストオーダー17:00)
木曜日はテイクアウトのみ
11:00~18:00終了(ラストオーダー17:00)
【問い合わせ】
あゆ処「国技館」
電話 0982-23-1905
住所: 宮崎県延岡市大貫町3丁目 大瀬大橋北詰 かわまち交流館内
【延岡の鮎についての問い合わせ】
延岡観光協会 0982-29-2155
【延岡観光協会公式HPの鮎やな】
鮎のシーズンはまもなく終了!!
秋は、宮崎県延岡市の鮎やなに
足を運んで
おいしい鮎を食べましょう!!