2020年(令和2年)12月14日(月)午後2時、京都の清水寺で、毎年恒例の
「今年の漢字」が発表されました。
12月12日が漢字の日にあたるために、京都の清水寺で毎年、今年を表す漢字一文字が
発表されます。しかし、2020年(令和2年)は、12日が週末なので、14日(月)の
午後2時に発表となりました。
おっさんは、「今年の漢字の発表」をTVで何度も見ていたので、発表の瞬間を
一度は生で見てみたいと思っていました。
ちょうどこの日は、仕事がお休みでしたので、京都・清水寺に見に行きました。
今の時期の清水寺は、紅葉が色づいて綺麗です。風流です。
今年は、漢字を書く場所が、俗に言う清水の舞台でした。
漢字を書く場所の周辺はテレビ局の特設席があり、我々一般参拝者は近づけません。
(ベストポジション確保)
発表は午後2時からでしたが、すでに観光客は、いいポジションを陣取り、
午後1時半には身動きするのも大変なくらいの人出でした。
開始20分前、おっさんはベストの位置をとりました。
ここからは、遠くには漢字が書かれる紙が見えます。
縦1・5メートル、横1・3メートルの和紙です。
しかし、TVクルーが邪魔で全部綺麗には見えません。でも仕方ありません。
(今年の漢字発表)
午後2時になりました。
すぐに漢字を書くと思ったら、何やらナレーションがあり漢字を書くいわれや
字を書く人の説明がありました。
そして午後2時6分ごろ、ようやく書き始めました。
森清範貫主が縦150センチ、横130センチの京都府産の黒谷和紙に広島県産の牛耳兼毫筆(ぎゅうじけんごうふで)で力強く揮毫(きごう)しました。
2020年(令和2年)今年の漢字は・・・。
「密」でした。
世界中が新型コロナウイルス感染症流行の影響を受け、3「密」という言葉が登場し、頻繁に使われ、また、国民の生活が「密」にならないよう勧められ、国民が「密」を
意識し続けたからだそうです。
(おっさんの予測はずれる)
2020年(令和2年)を現す漢字について以前、ブログにおっさんは書きました。
2020年(令和2年)を表す漢字1文字、
おっさんは、ズバリ
「被」あるいは「疫」だと予測します。
(根拠)
2020年(令和2年)は、新型コロナウイルス関連の話題ばかりでした。
新型コロナウイルス、緊急事態宣言、マスク売り切れ、日常化したマスク姿、宴会自粛、密を避ける、パーテッション、GOTOトラベル・・といった新型コロナウイルス
関連の言葉が連日ニュースに出ました。
そこから今年2020(令和2年)を象徴する1文字は「被」あるいは「疫」かと
推測します。
「疫」・・新型コロナのため。でもこれはストレートすぎるかなあ。
そこで
「被」・・各地で飲食業や旅行業界の新型コロナの「被」害、コロナ対策でマスクを「被る」。
しかし、はずれでした。
(過去の漢字と選考理由)
では、これまでの今年の漢字を振り返ってみましょう。
1995年(平成7年) 「震」 阪神大震災など
1996年(平成8年) 「食」 0157など
1997年(平成9年) 「倒」 北海道拓殖銀行・山一証券の倒産
1998年(平成10年)「毒」 和歌山毒物カレー事件
1999年(平成11年)「末」 1000年代、1900年代の最後
2000年(平成12年)「金」 シドニー五輪で高橋尚子(マラソン)と田村亮子(柔道)が金
2002年(平成14年)「帰」 北朝鮮に拉致された日本人帰国
2003年(平成15年) 「虎」 阪神タイガース18年ぶりリーグ優勝
2004年(平成16年) 「災」 新潟中越地震、新潟・福井豪雨、浅間山噴火
2005年(平成17年) 「愛」 愛・地球博覧会
2006年(平成18年) 「命」 小中学生の自殺多発
2007年(平成19年) 「偽」 食品表示偽装
2008年(平成20年) 「変」 オバマ大統領の「チェンジ」、首相交代
2010年(平成22年) 「暑」 日本列島が観測史上1位の猛暑
2012年(平成24年) 「金」 ロンドン五輪で過去最高のメダルラッシュ
2013年(平成25年) 「輪」 2020東京五輪誘致成功
2016年(平成28年) 「金」リオデジャネイロ五輪、金メダルラッシュ
2017年(平成29年) 「北」 北朝鮮のミサイル
2018年(平成30年) 「災」 豪雨、地震、台風と災害多発
2019年(平成31年) 「令」 新年号「令和」10月の消費増税は法「令」改正、
度重なる災害で警報発「令」が頻繁に発令
【公益財団法人 日本漢字能力検定協会HP】
ということで、2020年(令和2年)12月14日(月)、