皇宮神社は、神武天皇が、大和地方へ向かって美々津から船出する いわゆる「神武東遷」の直前まで過ごしたといわれる場所で別名「皇宮屋(こぐや)」ともいいます。
シンプルながら落ち着いた雰囲気の社殿です。
ここは、プロ野球の巨人軍が参拝することで有名な「宮崎神宮」の摂社にあたり、
宮崎神宮から徒歩15~20分の場所にあります。
このあたりは大小の古墳がある「下北古墳群」で、この東南には宮崎神宮があります。
この皇宮神社に祀られているのは、4人。
神日本磐余彦天皇(かむやまといはれひこのすめらみこと)=(神武天皇)
吾平津姫命(あひらつひめのみこと)=(神武天皇の日向での妻)
手耳研命(たぎしみみのみこと)=(神武天皇と吾平津姫命の間に生まれた息子)
渟名川耳命(ぬなかわみみのみこと)=神武天皇と五十鈴媛命(いすずよりひめのみこと)との間に生まれた息子で後に2代目の天皇・綏靖天皇(すいぜいてんのう)です。
(参道)
こちらが参道、ここを昇り森の中を進みます。
この神社が建っている土地は、大淀川が流れる高台の一角にあり見晴らしがいいです。
参道入り口脇には、1934年(昭和9年)当時の君島清吉宮崎県知事が書いた「聖蹟皇宮屋」がありました。
1933年に宮崎知事に就任した君島清吉が「記紀」に宮崎が皇祖発祥の地という伝承があることから「神武御東遷二千六百年」にあたるとして皇宮神社に上る入り口に記念の石碑を建にて「聖蹟皇宮屋」と刻んでいます。
ただし風化して石の正面が汚れたり劣化してよく読めません。
この森の中には、初代神武天皇が住んでいたという皇居跡があります。
【神武天皇の皇居跡について書いたブログ】
【 宮崎神宮公式HPにある皇宮神社記載】
【公益財団方針宮崎県観光協会公式HPの皇宮神社記事】
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