日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

MENU

神武天皇が東征前に座ったという石がある立磐神社

 

f:id:reiwa00502:20210206161336p:plain


宮崎県中北部の都市・日向市。日向灘に面した美々津には、初代神武天皇が東征にむかったということで「日本海軍発祥の地碑」がありますが、そのすぐ横に出発前の神武天皇が腰をかけたという岩がある立磐(たていわ)神社があります。

 

下の写真で見ると、正面が「日本海軍発祥之地碑」でその左に立磐神社があります。

f:id:reiwa00502:20210206161509p:plain

 

(立磐神社)

f:id:reiwa00502:20210206162217p:plain

古事記日本書紀のいわゆる「記紀」には、神武天皇は日向の国(現在の宮崎県)からお船出したと書かれてます。

古事記では・・ 
「何れの処にいまさば、平らけく天の下の政を聞こしめさむ。なお東に行かむと思ふとのりたまひて、即ち日向より発ちて筑紫に」


日本書紀では・・
 「冬十月丁巳の朔……日向より諸皇子・舟軍(ふないくさ)を率いて東征」

記紀にはそこが美々津とは書かれていませんが、日向では、その東征の出発地が、ここ美々津だと伝承されています。

 

そしてこの立磐神社は、神武天皇が、美々津の港から東征に向かう時に、航海の無事を祈った神社と言われています。

そのとき神武天皇が腰を掛けて休んだという岩が「御腰掛岩」で、立磐神社のご神体となっています。

 神武天皇が腰かけたという石がこれです。

f:id:reiwa00502:20210206163015p:plain

 

f:id:reiwa00502:20210206163047p:plain

 

立磐神社は、神武天皇が航海の安全を祈願したといわれる神社で、御祭神は、底筒男命(そこつつおのみこと)、中筒男命(なかつつおのみこと)、表筒男命(うわつつおのみこと)、神武天皇(じんむてんのう)になります。
水難除け、海上・交通安全、武運長久の神として地元の信仰を集めています。f:id:reiwa00502:20210206163155p:plain

f:id:reiwa00502:20210206163250p:plain

 

 (神武天皇お舟出の歌伝説の石碑)

神社の左側、崖の近くには「神武天皇お舟出の歌伝説」と書かれた石碑があります。

f:id:reiwa00502:20210206165439p:plain

石碑には「日の草の赤が美栄えてとこわに瑞穂の国は栄えまつらむ」と刻まれています。

また、台座部分には、万年青という植物のレリーフがあります。

 

【立磐神社公式HP】

 

立磐神社のすぐ横には「日本海軍発祥之地碑」があります。

f:id:reiwa00502:20210204220758p:plain

日本海軍発祥之地碑について書いたブログはココ】

 

<<立磐神社への行き方>>

JR美々津駅徒歩20分程度、海軍発祥之地碑の横

住所:宮崎県日向市美々津3412

f:id:reiwa00502:20210206164046p:plain