老朽化で修復中だった門司港駅が復元し
2019年(平成31年)3月10日に
グランドオープンしました。
そのグランドオープン2周年イベントが
2021年(令和3年)
3月27日(土)と28日(日)にあります。
両日、門司駅周辺ではイベントが色々と予定されていますが、なかでもお勧めはこれです。駅員の案内で門司港駅内を散策出ます。
その他の門司港駅2th Anniversaryのイベントに関しては
門司港レトロ事務局093-332-0106へ。
門司港駅駅舎は「門司」の「門」をデザインしていて、左右対称のネオ・ルネッサン
様式です。
現在の駅舎は、第一次大戦がはじまった年の1914年(大正3年)に建築されました。
その豪華さで1988年(昭和63年)に駅として初めて重要文化財に指定された駅です。
現役の駅舎で重要文化財に指定されているのは、ここ門司港駅と東京駅の2つだけです!!
門司港駅のホームの天井の鉄骨は、古くなったレールを再利用しているそうです。
また、椅子が1つもありません。
(0マイル碑)
門司港駅の構内には、この駅が、鹿児島本線の起点駅であることを示す「0マイル」の碑があります。
上記のように 1891年(明治24年)にここ門司港駅(当時の名称
は「門司駅」)から熊本県の玉名駅(当時の名称は「高瀬駅」)まで
鉄道が開通し、これが九州で始めての鉄道でした。
1本ではなく、途中で分断)
「鹿児島本線」は、その名の通り、門司港駅から鹿児島まで線路が通っていると思う方がいるかもしれませんが、実は鹿児島駅まで1本の線路ではなく、途中で分断しています。
詳しく説明しますと、門司港駅から続く鹿児島本線は、熊本県の八代駅でいったん終了します。
そして、八代駅より南は、熊本県の人吉駅方面が肥薩線、鹿児島県の薩摩川内市にある川内駅方面は、肥薩オレンジ鉄道線になります。
その後、川内駅から鹿児島県鹿児島市にある鹿児島駅までが、再び鹿児島本線と
なります。
(平和の鐘)
0マイルの碑の手前には、平和の鐘があります。
(レトロ駅員がいる改札)
門司港駅の改札は1か所です。
駅員さんもレトロ服で対応してくれます。
(切符販売所)
門司港駅構内は、木目を基調にしたレトロ調で統一しています。
切符売り場もこの通り。
渋い雰囲気の待合室です。中は広くて落ち着きます。
(関門連絡船通路跡)
門司港駅の改札を正面に見て右側に関門連絡船通路跡があります。
門司港駅から連絡船の桟橋までおよそ100メートルを結んでいました。
関門連絡船は、1901年(明治34年)5月27日から1964年(昭和39年)10月31日まで、山口県下関市の下関駅とここ門司港駅の間を運行していた鉄道連絡船です。
この関門汽船は関門トンネルが開通する前年の1941年(昭和16年)には下関・門司港間を53往復し年間880万人が利用しました。
上記写真の左側の案内版、これが何なのか気になりますよね。
軍による監視孔です。時代を感じます。
(門司港駅の歴史)
待合室には昔の門司港駅の写真がありましたので、そこから少し紹介します。
(おっさんが歩いて調べた門司港駅周辺情報)
門司港駅周辺は見どころがたくさんあります。
(門司港駅関連公式HP)
<<門司港駅への行き方>>
【この地図の左下にある四角い写真をクリックすると航空写真に変わります。
地図上のルートを押すと道案内をしてくれます】
門司港駅は設立当時の大正時代の雰囲気を残しています。