学問の神様の菅原道真が座ったという石があるお寺に
行ってきました。
門の入り口には「右大臣 菅原道真公跡おちつき天神」と看板があります。
お寺なのに神社がある。しかも祀られているのは菅原道真。。これは何??
入り口の右側に天満宮がありました。
天満宮の鳥居をくぐると、その右手に 菅原道真が腰を掛けたと伝わる「お座りの石」がありました。
これに座ると道真公同様、頭が良くなるかもしれないので当然、座ってきました。
しかしそれから月日が経ちましたが、その効果は出ていないようです。
(秀吉の命で引っ越してきた)
このお寺のいわれを書いた説明書がありました。
この寺は潮待山天然寺というのが正式名称ということです。
平安時代の901年旧暦1月25日に菅原道真は『太宰権帥』に任命されます。いわゆる左遷です。
菅原道真は、都落ちで落胆しつつ左遷の地太宰府に向かうために浪速の津で乗船しようと潮時を待っていました。その時に時間の余裕があったので30センチほどの木造を彫り、それを譲り受けた里人が木造を祀ったそうです。
もともと社殿は大坂城築城の時に城内にありましたが、豊臣秀吉が築城のここへ移転したそうです。
ちょうど天満宮がある場所は豊臣秀吉が望月を眺めたことから「望月台」というそうです。
一度 1945年(昭和20年)の大阪大空襲で焼けましたが、再建して今に至るそうです。
(天然寺の基礎情報)
宗派:浄土宗知恩院派
御本尊:阿弥陀如来
創建:天正16年(1588)
開基:天然上人
行き方:
◼︎近鉄奈良線 大阪上本町駅から徒歩約15分
◼︎近鉄大阪線 上本町駅から直線約650m徒歩約15分
住所:大阪市天王寺区城南寺町4-5
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