日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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人生観が劇的に変わるという「内観」を体験

 

 

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おっさんは、友人から「内観」を受けたら人生観が劇的に変わるよ と言われました。

「内観」何それ?  

人生が劇的に変わるなら体験してみたい。

・・ということで、おっさんは「内観」を体験しました。


(内観とは)

内観は、簡単に言うと、研修所に籠って外部の情報を遮断し、自分が色々な他人から

今までしてもらったことを1週間、ずっと振り返るものです。

 

人生やこれからの生き方について色々考えているおっさんは、

ある日、1週間の休みを取り内観研修所に行きました。

費用は1週間で6万円。

ただし毎日の入浴料金と宿泊料に1日3回の食事料金を含めた料金なので、そう高額ではありません。

 

まず、受付で、情報を断ち切り下界と遮断し黙想に集中できるようにするため

携帯電話を事務所に預けます。そして和室の合宿所に向かいます。

 

今回、参加者は6人ほどいました。

この6人で1週間の合宿生活を送るわけですが、会話は禁止で部屋も別々です。

合宿所には、屏風で四方を囲んだ空間があり、その広さは、布団を敷いたらそれで

埋まるようなスペースです。そこが自分の居場所となります。

ここで1週間、食事や内観の瞑想をし、布団を敷いて寝ます。

合宿所の1日のスケジュールは、

朝6時に起床し、顔を洗った後に瞑想、朝食をとってすぐに瞑想、

その後は途中に食事を挟んで2時間おきに瞑想・・・これを夜9時の就寝まで行います。

これを1週間繰り返します。

 

瞑想の内容は、自分の母親、父親、兄弟、友人といった人に、

それぞれ「今まで何をしてもらったか」「どんなにお世話になったか」を考え

思い出します。

そして瞑想した2時間後に、指導員がやってきて、その人に瞑想して思い出したことを話します。

そうすることで、今まで気が付かなかった相手への感謝がよみがえり自分がいかに人々の助けで今まで生きてきたかを感じ、感謝や敬意の気持ちが湧いてくるという事です。

そして朝、昼、夜の食事中には、合宿所に設けられているスピーカーからこれまで内観体験した人の談話が流れます。

「内観で人生が変わった」「人生が好転し次から次にいい事が舞い込んできた」など

非常に期待を持たせる体験談が連発で出てきます。

これは期待大です。

 

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(内観をやってみたら・・・)

内観合宿所に入り早速、内観を始めました。

最初は、「母親が今まで自分についてしてくれたこと」を思い出すように言われ、屏風で囲まれた畳の上で瞑想します。音は何も聞こえず静かな時間です。

子供の頃から今まで母親が毎日家族のために料理や家事を作ってくれ、病弱なおっさんの事をいつも大事にしてくれたこと、家が貧乏だったため、節約ややりくりをして家計を支えてくれたことなど、感謝の気持ちがどんどん蘇ってきました。

2時間後、指導員が来て、私が思い出した内容を聞きます。この時、指導員はただ話を聞くだけの傾聴でした。

 次は母から父、そして兄と対象が代わり1日が終わりました。いずれも私を大事に

育ててくれた方ばかりで感謝の気持ちがますます湧いてきました。

 

夜7時くらいに内観は終了。

各自、自分の部屋に食事が運ばれてきます。これを静かに食べ、順番に風呂に入ります。風呂は入り終わると隣の部屋の前に行き「お風呂空きました」と伝えるだけです。顔を合わせることはありません。

夕食をとり風呂に入り自分で布団を敷くと、夜9時には電源が落ち自動的に就寝となります。

しかし、赤ちゃんじゃないので大人が夜の9時に寝ることなんてできないので、布団の中で生まれてこれまで何があり何を体験したから思い出して過ごしました。

 

(担任や友人との思い出)

翌朝はいきなり6時起床。顔を洗い朝食を済ませ、また瞑想の時間です。

今度は学校の先生が何をしてくれたかを、小学校時代から考えます。

ところが、小学校時代は、おっさんの担任が付け届けをする親の生徒にひいきをする人でした。

おっさんの家は、付け届けをしない親だったため、私は担任からは無視された存在

でした。

また高校の時は勉強・勉強の日々でつらい思いしか思い浮かびません。

そうなると感謝ではなく腹が立つことしか頭に浮かんできません。

 

次に友人の事を思い出すように言われたので小学校時代から思い出しますが、これが

ロクな奴がいません。

卒業文集に「生きる値打ちなし それお前」と書いた奴や、風疹で学校を休んだ時に「もう学校に来ないでください」と手紙を送ってきたやつなどがいたり、嫌な事を押し付けられたり、卑怯者がいたり、意地悪をしたり、金持ち自慢をする奴がいたり・・と嫌な思い出ばかり・・・またまた腹が立ってきました。

 あるいは逆に、悪友と小学校のお楽しみ会で人の悪口の替え歌を歌いその相手が泣き出したり、小テストの時に解答用紙を1枚余計にもらい、そこに他人の名前を書いて白紙で出して相手が先生に怒られるというイタズラをしたり、バレンタインデーの時に箱に石を入れ友人の机に入れそれを観察して楽しんだり、他人の自転車に花火をくくり

付け火をつけたり・・と愉快ないたずらを仕掛けたことなどを思い出しました。

・・・ということで、友人や教員など嫌な事や馬鹿な事を思い出すと、感謝の気持ち

なんて吹き飛んでしまいます。

 

そして1週間の内観終了。

 

おっさんの心境には、昔のろくでもない友人たちにやられたことを思い出し、コノヤローという気持ちと、人に意地悪してアハハザマーミロという気持ちが満載になり感謝とは無縁になりました。

 

ということで「内観」を受けましたが

「人生観が劇的に変わる」という事は

全く起きませんでした。

  

どうも、おっさんは疑い深いのか、根性が曲がっているのか 内観とか心理的改善とかカウンセラーなどの影響を受けないようです。

  

【注】今回記述することは、おっさん自身の個人的な体験及び感想であり、内観自体を否定するものでも、その効果を否定するものではありません。

感想や内観の効果にはそれぞれ個人差がありますので、そこを十分把握したうえで

お読みください。

  

「内観を体験して見たい」という方は、

インターネットで

「内観」「研修」あるいは「内観療法」で検索すれば

色々出てきます。

 

【日本内観学会の公式HP】

 

【日本内観医学会の公式HP】

 

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