1955年(昭和33年)6月1日(水)
1円硬貨が発行されました。
皆さん、消費税でおなじみのあのアルミ貨です。
アルミニウム製の1円硬貨は、日本の現在発行している6種類の通常硬貨の中で、
ただ1つ素材に銅が含まれていない硬貨です。
(若葉のデザインは一般公募)
1円玉は、重さは1枚1g、直径は20mm(2センチ)で厚みは約1.5mmです。
表面には「日本国」と「一円」の文字が刻まれ、「若木」が描かれています。
このデザインは一般公募で決まったもので、日本で現在発行している6種類の通常硬貨のなかで、デザインが一般公募によって決定された唯一の硬貨です。
(1円玉が登場した年・1955年)
1円硬貨が登場した1955年(昭和30年)はどんな時代だったんでしょうか・・・。
政権は第二次鳩山内閣。55年体制(自民民主党と日本社会党の二大体制)が
スタートし、経済では、いわゆる高度経済成長が始まります。
4月1日には、TBSとなるラジオ東京テレビが開局しています。
5月にはヘレンケラーが日本に来ています。
9月には俳優のジェームスディーンが事故死しています。
そんな年の6月1日に1円アルミ硬貨が発行されました。
(消費税導入で発行枚数が増える)
1955年(昭和30年)に登場した1円硬貨は60年以上も通常硬貨として流通しています。
おっさんが子供の頃は1円玉は、今みたいには見かけませんでした。
1989年(平成元年)に消費税が導入され、この消費税が3%だったために
端数が発生したことから、物の売り買いの時に1円玉が必要になり、
頻繁に見かけるようになりました。
今は1円で買うことができるものは1円切手くらいですね。
また1円玉は、現在発行している硬貨の中で唯一水に浮きます。
表面張力の実験で水に浮かべたことがある人も多いと思います。
(1円硬貨が3000円の値打ち??!!)
硬貨に表記されているのが「平成」なので、ここは平成の年号で紹介しますが、
平成23年、24年、25年、29年、30年に発行された1円玉は、ちょうど電子マネーが普及していた時期と重なったために、この年の発行枚数が少ないそうです。
そのため上記の年に発行された1円硬貨にはプレミアがつき販売価格が1枚3000円という値がついているところもあるそうです。
・・ということで、
6月1日は。
1円アルミ貨が1955年(昭和30年)に登場した日です。