大坂城、道頓堀と並んで大阪のシンボルとなっているのが通天閣です。
通天閣は、大阪府大阪市浪速区の新世界と呼ばれる繁華街の中心部に建つ
高さ103メートルの展望塔で、大阪を紹介するTVでよく見かけます。
通天閣の5階には、大阪を一望できる展望台や、足の裏をなでると幸運が訪れるという神のビリケンの像があります。
(通天閣の展望台への行き方)
通天閣の下に「展望台入口」があり、そこから階段で地下へ降りてチケットを購入し、エレベーターで5階にある展望台へ上がります。
展望台の料金は、高校生以上800円、中学生/小学生/幼児(5歳以上) 400円です。
(展望台)
地上から約88メートルの高さにある5階の展望台からは、大阪の街がぐるりと見渡せます。
展望階からの眺めは、遠くまで見晴るかせて楽しめました。
日本最高のビル・あべのハルカスです。
中央に小さく見えるのが大坂城です。
日本最長のトラス橋・港大橋も見えました。
この足の裏をなでると幸せになると言われています。
いまあるのは3代目で、おっさんが訪れた2021年3月には新型コロナウイルスの影響で
触るのは禁じられていました。
(通天閣の歴史)
現在通天閣がある場所は、かつて「ルナパーク」という遊園地や劇場、ショッピング
センターが集まっていました。
1912年(明治45年)、大阪・難波の新世界のシンボルとして、フランスのパリにある
凱旋門をモチーフとするビルの上にエッフェル塔風の鉄塔が建てられました。
「天に通じる高い建物」との意味で、明治初期の儒学者・藤沢南岳により「通天閣」と命名されました。
【通天閣内に飾られていた写真】
通天閣は、当時は高さ64メートルという東洋一の高さを誇り、遊園地のルナパークと
ロープウェイで結ばれていました。
【通天閣内に飾られていた写真:左の写真にはロープウエィが見えます】
【通天閣内に飾られていた写真】
【通天閣内には、当時の様子を再現した模型があります】
1914年(大正3年)に刊行された「大阪府写真帖」に記載された新世界。
この初代通天閣は、1943年(昭和18年)1月に近くにあった映画館の火災に巻き込まれ
焼失しました。
現在ある2代目の通天閣は1956年(昭和31年)に完成したもので、高さは103m。
初代より39m高くなっています。
(気象を知らせるネオン)
通天閣のてっぺんには、丸いネオンが点灯しており、その色で翌日の天気がわかるようになっています。
白は晴れ、オレンジ色はくもり、青色なら雨です。
2色が組み合わさることもあり上が白で下がオレンジなら、「晴れのちくもり」あるいは「晴れ時々くもり」となります。
また塔自体の色も毎月変わります。
通天閣は、
大阪の名所として年間100万人以上が訪れていて、
2007年5月15日には国の登録有形文化財になりました。
<<通天閣の基本情報>>
【通天閣公式HP】
営業:9:00~21:00 最終入場は20:30まで
休業:無休
料金:大人(高校生以上)800円、中学生/小学生/幼児(5歳以上) 400円
(通天閣への行き方)
Osaka Metro 堺筋線「恵美須町駅」より徒歩3分、「動物園前駅」より徒歩10分
【この地図の左下にある四角い写真をクリックすると航空写真に変わります】
大阪に来たら
通天閣に登ってみましょう!!