大阪市にある「日本で1番低かった山・天保山」に行ったとき、近くに天保山の渡し船がありました。
これは、大阪市が運航している市営の渡し船で、運賃は無料です。
大阪市には多くの川や堀があることから水の都と呼ばれていて、2021年(令和3年)
現在、8か所、市営の渡し船があります。渡し船は、すべて運賃が無料です。
(いざ乗船!)
天保山の渡し船は、港区築港三丁目の天保山と此花区桜島三丁目を結びます。
天保山渡船場の港区築港側の乗り場は、日本で1番低かった天保山がある天保山公園の西側にあります。
さらに拡大すると、、、築港側と桜島側のわずか400mを結びます。
こちらは港区築港側の乗り場。
一方、こちらは対岸の桜島の乗り場。
こちらが船。桜丸。この1隻による往復運航です。
渡し船の中は、座席は無く、立ち席のみです。
自転車もそのまま乗れます。自転車を載せても無料です。
船から見た天保山。
この渡し船の航行距離は約400mで乗船時間は約3分程度。
川なのでほとんど揺れません。
今の季節は風が気持ちいです。
(時刻表は1つだけ??!!)
しかし時刻表は、天保山側の発時刻のみが書かれています。
船は、天保山側からお客さんを乗せて出発し、桜島側で下ろし、お客さんが全部降りたら、今度はそのまま桜島側でお客さんを乗せてすぐに折り返すピストン輸送です。
ですから、桜島側では、船の出発時刻は、天保山の時刻表の数分後となります。
上記の時刻表を見てわかるように天保山の渡し船の運行本数は平日昼間でも1時間に
最低2往復。時間帯によっては4往復も出て最終は20時台となっています。
(明治末期に誕生)
港区築港三丁目の天保山と此花区桜島三丁目を結びます。お互いの岸壁の距離は400メートルです。
この渡し船は、最初は天保山、桜島、築港大桟橋の間を三角運航し、木津川、尻無川方面にも運航区域を広げるほど繁栄していたそうです。
1926年(昭和元年)に対岸へと向かう現在のルートになりました。誕生から100年以上たった今は、地元の生活路線はもちろん、天保山からユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ行く人が利用しています。
1967年(昭和42年)には1日平均1700人の利用者がありましたが、2018年(平成30年)度では1日平均約747人が利用しているそうです。
この天保山渡し船がある天保山を訪問した時のブログはココです。
Osaka Metro中央線「大阪港駅」より徒歩10分
住所:大阪市港区築港3‐2‐25
【この地図の左下にある四角い写真をクリックすると航空写真に変わります】
無料で小さな渡し船ですが、
なかなか風流でしたよ。