1941年(昭和15年)皇紀2600年を記念して創祀された神社で第38代天智天皇をお祀りした神社で、天智天皇の古都・近江大津宮跡に鎮座しています。
境内地は約6万坪(20万㎡)。
生い茂る木々に囲まれた参道を歩いていると涼しさと厳かさを感じます。
(祓所:はらいど)
例祭に際して修祓を行い拝殿に参進する祓所があります。大祓式もここで行われます。
実に厳かな雰囲気でした。
(鮮やかな楼門)
参道を進むとまず到着するのが楼門。鮮やかな朱色です。
楼門をくぐると外拝殿が構えています。
社殿は近江造りあるいは昭和造りと呼ばれ、山麓の斜面に本殿・内外拝殿を回廊が取り囲み、近代神社建築の代表的なものとして、国の登録文化財に登録されています。
(時計の神社)
天智天皇が日本で初めて漏刻(水時計)をつくったことにちなみ、境内には復刻した
漏刻が置いてあります。
漏刻の隣り、写真では左側に見える朱色の建物は時計館宝物館です。
ここには古今東西の時計が集められ展示されています。
その手前には日時計があります。
近江神宮では6月10日の時の記念日には「漏刻祭」が行われます。
おっさんは2021年(令和3年)の6月10日の時の記念日を前に近江神宮を訪れました。
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(ちはやぶる・・・百人一首の聖地)
小倉百人一首巻頭歌が天智天皇の「秋の田の、かりほの庵の苫をあらみ、わが衣手は
露にぬれつつ」であることから、近江神宮は、かるたの殿堂とされています。
境内には奉納された板かるたも展示されています。
お正月に行われる「かるた祭」や競技かるたの日本一を競う「競技かるた名人位・クイーン位決定戦」の舞台でもあります。
また、競技かるたをテーマにした大ヒット漫画「ちはやぶる」の舞台としても有名です。
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※貴重な、戦前の「御簾隠れかるた」を紹介しています。
【近江神宮公式HP】
<<近江神宮への行き方>>
JR湖西線 「大津京」 下車 徒歩 20分
京阪電鉄/石山坂本線 「近江神宮前」 下車 徒歩 10分
住所:大津市神宮町1-1
朱色が綺麗で厳かな雰囲気の近江神宮です。