秋の夜を照らす竹あかり。そして後方にはお城。
いいですねええ風流ですねえ
雅ですねええ 趣がありますねえ・。
山陽新幹線が停車する小倉駅から10分ほど歩いた場所にある小倉城。
小倉城周辺では、夕方から2021年(令和3年)第3回小倉城竹あかりが開かれています。
・・・ということで小倉城竹あかり初日、2021年(令和3年)10月23日(土)に行われた
開会式典および点灯セレモニーを見てきました。
入場券を購入した時に配られたパンフに書かれた会場の地図です。
開会式及び点灯セレモニーは小倉城の横にある「歴史の森」という広場で午後4時55分から始まりました。
式典のスケジュールは以下の通りです。
まずは、小倉祇園太鼓の演奏で幕が開けました。
色んな人のスピーチの後に、市長や実行委員長が竹に仕込んだろうそくに火をつける
点火式が行われました。
点火式のあともセレモニーは続きます。
能が舞われたり・・
小倉祇園太鼓と書道のコラボが披露されたり・・・
六時半を過ぎ、ようやく周囲が暗くなりました。
竹にともされた灯りも綺麗に見えるようになったので小倉城周辺を見に行きます。
【注意】ここからは現地で撮影した竹灯りの写真を掲載しますが、
おっさんがアイパッドで撮影したため、綺麗さが実際の半分も表現できていません。
現場で見たら、夜空や炎の具合などが実によろしくて雅で幻想的で風流なのですが、
写真では表現できません。すみません。
北九州ではこの時期、世界体操選手権と世界新体操選手権が開催されています。
入場料金は500円とリーズナブルです。
では、特設エリアに入ってみました。
まずは、地元の子供たちが紙作った燈籠。ご覧のように凄い数です。
そして天守閣広場に行くと・・・
ズラリと並んだ、一面にひろがる竹の燈籠。見事です。。
(アート作品も)
竹の燈籠だけでなくこんなアートもありました。
切って模様をつけた竹を並べて、黄色い紙を貼り中から灯りを照らし、
虎を表現しています。見事なり!!
竹の表面を見事に削ってデザインし、中から灯りで照らしたものもありました。
(小倉城竹あかりは、23日から31日まで9日間)
小倉城竹まつりは、31日(日)までの9日間、夕方5時半から8時半までの間、約3万本の竹灯籠と竹紙灯籠が小倉城周辺を彩ります。
(放置竹を利用)
合馬タケノコの産地としても有名な北九州市ですが、このイベントで使用する竹は、
市内にある放置竹林の竹です。
北九州市では、竹林の管理を行うタケノコ生産農家の後継者不足や竹の需要減から放置竹林が年々拡大しています。放置竹林は市の推計では1740ヘクタールになります。
放置した竹は生態系に被害をもたらします。
竹は繁殖力が強く背が高いために、放置した竹は大規模に繁殖し日光を遮り、その結果ブナなど広葉樹を枯らし生息していた昆虫や鳥を減らしていきます。
また、山の保水力を弱め土砂崩れを起こす危険性が高まります。
この「竹害」を起こす竹を有効に活用しようという1つの方法がこの「小倉城竹あかり」イベントです。
【小倉城竹あかり 公式HP】
<<小倉城竹あかり>>
開催期間:2021年(令和3年)10月23日(土)~31日(日)
開催時間:午後5時半~8時半
アクセス:JR小倉駅より徒歩約15分/JR西小倉駅より徒歩約10分
秋の夜空、虫の声、ろうそくの炎の瞬き・・・
実に雅で風流で、風情がある時を過ごすことができました
いと雅なり!!