福岡県北九州市に住む知人から「直前で悪いけど、世界新体操選手権の団体決勝のチケットがあるんだけど、行けなくなったんでタダでチケットをやるよ」と連絡をもらいました。
連絡をもらったのは大会の3日前の水曜日でしたが、チケットは世界選手権の決勝!
しかもそれがタダで見れるんですよ!!
あの綺麗な新体操の演技が生で見れるんですよ!!それも世界トップクラスの演技!
当然行きます!!
ここはソッコーで仕事の都合をつけて大会観戦当日は有給休暇を取得し福岡県北九州市小倉に見に行きました。
人生初の新体操世界選手権、観戦です!
新体操世界選手権団体決勝のチケット、1.8万円を無料で頂きました!!
(新体操世界選手権とは)
世界新体操選手権は、毎年行われている新体操の世界1を決める国際大会。
今回は福岡県北九州市での開催で2009年(平成21年)の三重大会以来12年ぶりの日本
開催です。
世界新体操は2021年(令和3年)10月27日(水)から31日(日)まで北九州市小倉北区にある西日本総合展示場新館で開催されています。
およそ50か国・地域の約180人が出場しています。
今回の世界選手権は新型コロナウイルス感染症対策に伴う政府の実証調査の対象です。
新型コロナウイルスのワクチンを接種済みであることや、検査で陰性だったことを証明する政府の「ワクチン・検査パッケージ」を活用して、観客を入れた形で開催されています。
ということで観客は、コロナに関して
①新型コロナワクチンの接種を2回終了したことを証明するもの
②コロナの検査で陰性だったことをしめす証明書
のいずれかが必須です。
おっさんは運悪く新体操観戦日の2日後の10月31日(日)が新型コロナワクチンの2回目の接種日なので、コロナ検査を受け、その陰性証明書を持参しました。
(入場時にコロナ対策)
会場に入るには横にある特設テントを通ります。
テントでは係員2人ずつが対応し、来場者にチケットとワクチンの接種証明、あるいはPCR検査での陰性証明(入場前72時間以内)と、顔写真付きの身分証(免許証など)を確認します。
そして確認を受けた後は、検温や手指の消毒を済ませて入場しました。
会場は世界大会にふさわしく綺麗な会場です。
ただ平日の夕方開催ということなのか会場の入りは7割程度でした。
(生で見る新体操、素晴らしい演技)
10月29日(金)夕方4時50分から新体操の団体総合決勝が始まりました。
競技中は選手の肖像権の関係で撮影禁止なので、それを遵守し競技中は写真撮影をしていません。
団体決勝は5人の女性選手がボール(5ボール)とフープ・クラブ(3フープ+2クラブ)の2種目を行い、その合計得点で決まります。
フープは輪っか、クラブはこん棒です。
AチームとBチームに分かれ、Aチームは競技順にウクライナ、ウズベキスタン、フィンランド、ブラジル、スペイン、フランス、イタリア、ドイツ、日本、イギリス、
の10カ国、Bチームは競技順にカザフスタン、ベラルシ、ブラジル、エストニア、RFG(ロシア)、中国、アメリカ、インド、ハンガリーの8カ国の、総計18カ国で争いました。
大会では、2巡して競技を行います。このときボールとフープ・クラブを行う順番は決まっておらず各国自由で、例えば最初にボールをしたあと、次の時はフープ・クラブをする国や、先にフープ・クラブをした後にボールをする国などがありました。
さすがに世界大会ということで各国ともトップクラスのレベルで、「音楽にあわせて道具を使いながら集団で踊る統制がとれているダンス」という感じでした。
演技をする5人の息がぴったりで実に見事でした。
(日本選手の活躍、一時は首位!)
今大会には日本選手も参加しています。
8月の東京オリンピックで8位だった日本は、この時の五輪代表のメンバーの杉本早裕吏選手と松原梨恵選手、鈴木歩佳選手の3人と、今岡里奈選手、稲木李菜子選手の5人が
出場しました。
日本はAグループ。
日本開催という事で当たり前でしょうが、日本人選手の演技の時は声援や手拍子、
さらに投げたボールやフープのキャッチに成功した時の拍手が凄まじく観客の沸き具合が最高潮でした。
日本は最初の種目のボールで45.000の高得点をマークし、一時期はトップに立ちます。
2種目目のフープ・クラブではフープを落とすミスがあり、Aチームの演技終了時点で
2位になります。
日本の成績は、ボールが45・000点、フープ・クラブが39・900点の合計84・900点です。
その後、Bチームの演技が始まり、結局、東京五輪銀メダルのRGF(ロシア連盟)が合計88・350点で5連覇を達成。2位は86・000点でイタリア、3位は85・400点でベラルーシで、日本は4位、表彰台には届きませんでした。
なお、表彰式の時はイタリアの選手だけ6人いました。控えの選手も参加したのでしょうか??
(表彰式で発見!)
全種目が終了し表彰式がありましたが、ここで発見!!
今まで五輪や世界大会ではメダルを首にかけるのをよく見ていましたが、今回はメダルを選手に手渡しし、選手が自分で首にかけていました。これは違和感ありましたねえ。
(松岡修造さんの放送席近く)
今回の世界新体操はTV朝日が放送し、松岡修造さんがキャスターをしていますが、
おっさんの席はその放送席のすぐ近くでした。
・・・ということで
いきなり3日前にタダでもらった券での
初の世界大会生観戦、
いいもんでした。