鮮やかな朱色の太鼓橋。橋の反り具合もいいですねええ。
この太鼓橋があるのは、大阪住吉区にある住吉大社、全国におよそ2300社ある住吉神社の総本宮であり、摂津国一の宮、旧社格は官幣大社です。
住吉大社は、古くから「航海安全の神」「祓の神」「農耕の神」「和歌の神」、
「武の神」そして「相撲の神」として信仰されています。
正月三が日の初詣参拝客数が毎年200万人を超える大阪で1番の人気がある神社です。
(遣唐使進発の地)
正面参道を入るとすぐ左手に「遣唐使進発の地」の顕彰碑があります。
住吉大社の鳥居から西へ400mの国道26号と交差する周辺は、かつて海でした。
遣隋使や遣唐使はここ住吉津より旅立ちました。
つまり、ここは当時世界に広がる玄関口だったんですねええ。
当時、海を越えて中国大陸に渡るのは大変危険なことでした。そこです出立前に、住吉大社に参拝し航海の無事を祈ったそうです。
(太鼓橋)
鮮やかな色と急こう配の太鼓橋も有名です。川に写るとまたその鮮やかさが綺麗。
(我が国最古の神社の1つ)
住吉大社は、古事記・日本書記に、211年に創建されたとあり、1800年の歴史を有する我が国でも最古の神社の一つです。
ご祭神は第一本宮から第四本宮順に、「底筒男命/そこつつのおのみこと」「中筒男命/なかつつのおのみこと」「表筒男命/うわつつのおのみこと」、そして「神功皇后/じんぐうこうごう」です。
本殿が4つに別れ、第一本宮~第三本宮までが縦に、第四本宮は第三本宮の横に、つまり、まるで海を進む船団のように並んでいて、この配置は他にないものです。
「三社の縦に進むは魚鱗の備え 一社のひらくは鶴翼の構えあり よって八陣の法をあらわす」とも伝えられています。
柱・垂木・破風板は丹塗り、羽目板壁は白胡粉塗、屋根は桧皮葺で切妻の力強い直線、出入り口が直線型妻入式という3つの特徴をもつ「住吉造」でつくられています。
このつくりも神社建築史上最古の特殊な様式で、国宝に指定されています。
(五大力)
第一本宮南側に「五所御前」という場所があります。ここは約1800年前に住吉大神鎮座の際、最初にお祀りされた場所と伝えられる神聖な場所だということです。
ここで、「五」「大」「力」と書かれた石をそれぞれ拾って御守にすると願い事が叶うというのです。
じゃあ、さっそく おっさんも石を探します。
玉垣に囲まれた小さな祠の周囲に小さな石がたくさんあるので、ここから探します。
・・と言っても5分もたたないうちに全部見つかりました。
さて、この石をお守りにして願い事が叶うと、今度はそのお礼として、新しい小石を自分で用意して、感謝の気持ちを込めて『五』『大』『力』と書いて、五所御前で拾った石と共に倍返しにして返すというらしいです。
(おもかる石)
住吉大社もう1つのパワースポットは、住吉大社から南東へ150mほどの距離、歩いて約2分の末社、大歳社の敷地内にある、おいとしぼし社の中にある「おもかる石」です。
(一寸法師発祥の地)
さらに一寸法師発祥の地もありました。
【住吉大社公式HP】
<<住吉大社への行き方>>
南海本線「住吉大社駅」から東へ徒歩3分
南海高野線「住吉東駅」から西へ徒歩5分
大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89
●TEL06-6672-0753
●開門時間
午前6時00分(4月~9月)
午前6時30分(10月~3月)※毎月一日と初辰日は午前6時00分開門
●閉門時間
外周門 午後4時00分
御垣内 午後5時00分(1年中)
住吉大社、広くていい場所ですよ。