奈良市に行き 有名な猿沢の池を見に行こうと歩いていたら奈良市の目抜き通り・
ここは第9代天皇の開化天皇のお墓とされていて、正式には、春日率川坂上陵(かすがの いざかわの さかのえの みささぎ)と言います。
この古墳は奈良市にあり、奈良市の三条通りに面して北へ伸びる参道が古墳につながっています。
全長約100m、後円部径48m、前方部幅48mの前方後円墳ですが、大きすぎて近くにいても単なる森にしか見えません。
(欠史八代)
この天皇陵の開化天皇は、欠史八代の最後の天皇で、歴代天皇としては第九代天皇です。
欠史八代とは「古事記」と「日本書紀」において、系譜は存在しますが、その活動記録が書かれておらず、実在が疑問視される天皇の事です。
第2代綏靖天皇から第9代開化天皇まで、すべての名前を挙げると綏靖(すいぜい)、
安寧(あんねい)、懿徳(いとく)、孝昭(こうしょう)、孝安(こうあん)、
孝霊(こうれい)、孝元(こうげん)、 開化(かいか)の8人です。
この8人は、「古事記」や「日本書紀」では、父親が〇〇で、皇后が〇〇で、息子が〇〇で、〇〇才で崩御したくらいの情報しか記載されてなく、この天皇が何をしたかと
言う内容がまったくありません。
そして欠史八代の最後の天皇の開化天皇の次の第10代崇神天皇からは、その存在が確実視されています。
この古墳は、中には入れず周囲も周れず、正面から見るだけです。
JR・近鉄奈良駅から徒歩約5分
第二阪奈道路宝来ICから国道308号、369号経由、約7km、約15分
住所: 奈良市今辻子町
奈良市内にあり駅からも近いですよ!!