江戸時代から400年以上の歴史があるお祭り
小倉祇園太鼓を見てきたよ!!
(小倉の夏の風物詩・小倉祇園太鼓)
小倉祇園山笠は、福岡県北九州市小倉北区で行われる夏の風物詩。
JR小倉駅には、祇園太鼓を叩く像があります。
(小倉祇園太鼓3年ぶりに復活)
小倉祇園山笠は、山車につけた太鼓を叩きながら街を巡ります。新型コロナウイルスの影響で中断していましたが2022年(令和4年)に3年ぶりに開催されました。
ただし、2022年(令和4年)は復活したもののコロナ感染を恐れ、祭りの最終日に小倉の街を70台以上の山車が練り歩く「廻り祇園」は行われません。
(太鼓総見)
おっさんが見てきたのは、2022年(令和4年)7月17日(日)午後4時から小倉城大手門前広場で始まった参加団体が太鼓の技術を披露する「太鼓総見」です。
企業や団体が太鼓を披露する一般の部と町内会の太鼓披露に分かれ、合計30チーム近くが太鼓を披露しました。
(全国的に珍しい太鼓の両面打ち)
小倉祇園太鼓は、山車の前後に太鼓を載せた太鼓を歩きながら、しかも太鼓の両面を
打つのが特長です。これは全国的にも珍しいとのことです。
太鼓は表と裏で音も打ち方が違います。
太鼓の太さは直径一尺二寸(36.44センチ)から一尺五寸(45.5センチ)までが定式と
されていますが、中には尺七や二尺物まであります。
太鼓の一面は甲高い音、もう一面はやや鈍い音を出すよう皮の貼り方で調整されています。
また、小倉祇園太鼓は女性も参加できます。太鼓を打つ女性の方もいましたよ。
小倉祇園太鼓の音には天下泰平、国土安泰、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全を願う意味が込められていて、古来より「祇園風に吹かれると夏患いせぬ」と言われているそうです。
この太鼓とともに、ヂャンガラと呼ばれる鐘、さらに「ヤッサ ヤレヤレ」という独特のかけ声をかけ祭りを盛り上げていました。
各グループが披露する山車。提灯、竿、竹などで町内会や団体ごとに独自に装飾された山車も見所の1つです。代々受け継がれてきている山車もあるそうです。
(小倉祇園太鼓とは)
小倉祇園太鼓は、小倉城を築城した細川忠興が、無病息災と城下町繁栄を願い、江戸時代初めの1617年に京都の祇園祭を参考に始めたとされます。
江戸時代は、小倉城近くにある八坂神社の神幸行事として各町内が笛、鼓、鉦(かね)、山車、傘鉾、踊車、人形飾り山などを、町内単位で披露していたそうです。
その後、色々な変化を遂げ21世紀・令和の今の時代に受け継がれています。
小倉祇園太鼓は北九州市の夏の風物詩で国の重要無形民俗文化財に指定されています。
JR小倉駅前では無料ガイドブックの配布や小倉祇園太鼓の会場案内をしています。
ここは是非利用しましょう!!
小倉祇園太鼓は、
京都の祇園祭、博多の博多祇園山笠とあわせ
全国三大祇園に数えられるそうです。
太鼓の音と威勢がいい雰囲気!!
これぞ夏祭り!!という感じのお祭りでした!!