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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ネタバレあらすじ 第30話「全成の確率」

鎌倉殿の13人の第30話「全成の確率」の平均世帯視聴率は11・4%(関東地区)でした。ちなみに前回の第29回は11・9%でした。

今回の主人公とも言えるのは阿野全成源頼朝の異母弟で頼朝の妻の政子の妹・実衣と結婚しました。全成は修行を積み陰陽道を習得し、その後鎌倉に赴き鎌倉幕府を補佐してきました。この時点で頼朝の生存している唯一の異母弟でした。

 

前回の29話「ままならぬ玉」では、全成が頼家を呪詛した木人形のうち、回収し忘れた1体のアップシーンで終わりました。この木人形が大きな大きな命取りとなります。
それでは第30話のストーリーを見ていきましょう。

 

(見つかった木人形)

頼家は急病に倒れます。

ちょうど同じ時期に蹴鞠の指南役として京都からやって来た平知康が京に帰る前に、
北条時連と最後の稽古をしていました。この練習中に鞠が縁の下に転がり込んでしまい、それを探そうと知康が覗き込むと、床下に人形を発見します。

比企能員が、病床の頼家に発見した木人形を見せ「鎌倉殿の突然の病。その原因はこれにあったようです。心当たりは一人しかおりませぬ。」と言います。頼家は「叔父上?まさか」と絶句します。
その場は、大江広元の判断で保留にしますが、義時には全成が疑われていることを伝えます。
それを聞いた義時はすぐに全成の館へ行き全成に尋ねますが、全成も実衣も関与を否定します。
義時は頼家から呼び出しがかかっても「決して認めてはなりません。」と伝えます。


(チャンス到来の比企)
一方、北条を潰したくて仕方がない比企能員はこれをチャンス到来とかまえます。
というのは比企の娘せつは源頼家の第一子の一幡を産んでいて、頼家からは「一幡を自分の跡継ぎにする!」と宣言されていたことから、一幡が次の将軍になることが確定しているわけです。
しかし不安材料もあります。一幡はまだ乳幼児ですから今、頼家に何かあった場合、
一幡では、あまりに幼すぎるので次の将軍職が源頼家の弟の千幡になる可能性があります。さらに一幡の乳母は北条家です。
もしこれが実現したら比企は面白くありません。つまり頼家の後継者をめぐる北条家と比企家の対立が起きているのです。


(全成館の家宅捜索)

義時が帰った後、すぐに比企が全成の館を訪れ家宅捜索をします。すると呪詛に使う道具が見つかります。全成は頼家に呪詛をかけたことは認めません。が証拠が出たも当然です。
そのため、監禁部屋で暴力を使い自供を求めます。拷問です。この取り調べに対して
義時は「全成殿は、今や頼朝様のただ一人の弟」と抗議しますが、能員は、「これが
全成一人の仕業ではないと思っておる。親父に伝えよ。わしはいつでも受けて立つと!」と伝えます。
北条VS比企、一気にヒートアップです。


(義時の考え)

義時が北条館へ行きますと、実衣が夫の全成が権力闘争に巻き込まれたことに対し激怒していました。時政は責任を感じ、自分がやったと名乗り出ようとしますが、妻・りくに止められます。

なんとか全成を救いたい義時は、畠山重忠と立てた作戦を語ります。
まず比企が狙うであろう全成の妻・実衣は政子に匿ってもらう事にしました。
さらに多くの御家人の名前を集めて、それをもって仲裁の訴えとする作戦でした。

 

(実衣を渡せ)

頼家の側近5人衆が政子の部屋にやってきて、実衣殿を引き渡すように訴えます。
時連を除く4人が北条泰時に詰め寄り小競り合いとなります。
そこに政子が出てきて「話を聞きたいのなら、自分でここに来るようにと、頼家にそう伝えなさい。」と言いますが4人は動きません。
すると仁田常忠が武装して登場したので側近達は、とうとう退散しました。

 

(全成を流罪に)

義時、能員、広元、政子が頼家の元に集まります。能員は「全成殿が鎌倉殿に呪詛をかけたことは明白。たきつけた実衣殿も同罪にござる。」と言いますが頼家は「首は取らぬ。流罪じゃ。」と決断し全成は八田知家が治める常陸流罪となりました。

(比企と頼家)

御家人たちの所領の再分配についての評議が、宿老によって行われていますが、御家人たちから不服の申立が相次ぎます。義時は「所領の少ない御家人たちは、土地を与えられることを喜んでいます。しかし、その土地は、われらを含め、所領を多く抱える御家人から召し上げるものであり文句が出て当たり前です。」と言います。
そこで比企能員御家人たちの声を頼家に届けに行きました。
すると、頼家は、まず比企が自分の所領を近隣の御家人たちに分け与える手本を見せろと言い出します。頼家は「わしに忠義を尽くすならできるはずじゃ。宿老自ら土地を分け与えれば、他の者も従うであろう。」と言うのです。この頼家の言葉に能員は当然怒ります。

 

(呪詛再び)

頼家ともめた比企能員常陸に流された全成のもとを訪れます。
そして「実は、実衣殿の身が危うい」と切りだし、頼家が全成の呪詛は実衣が計画したものだと思ってると偽情報を流します。そして妻を守るために頼家に対して再び呪詛をかけるようにそそめかし、呪詛の道具をそっと手渡します。悪い奴だなあ・・。
その言葉を信じ全成は再び頼家を呪詛したのです。あああ~
しかしこの呪詛はすぐに発覚し、頼家は全成に死罪を申し付けます。

 

(全成最後の呪術)

八田知家の軍勢に取られられた全成は縄でしばれられたまま処刑場に呼ばれます。
しかし全成は呪文を唱え、嵐、横殴りの暴風雨、雷鳴を呼びおこします。そして家人が全成を斬りつけようとすると同時に雷が落ち、木が倒れ全成の縄が解けます。全成は「『臨 兵 闘 者 皆 陣 烈 在 前!』『急急如律令』。ごう(合)!」と呪文を唱え、手刀を縦横に切ります。その鬼人迫るこのふるまいに家人たちはビビります。

(注釈)

①「臨 兵 闘 者 皆 陣 列 在 前」=九字の呪文と九種類の印により身を守る「九字護身法」。「臨める兵、闘う者、皆 、陣列べて、前に在り」の意味。

②「急急如律令」=中国漢代の公文書の末尾に書き添えられた決まり文句。「急々に律令の如くに行え」の意味で、陰陽師や祈祷僧が呪文の効果がパワーアップするように
使用した

③「ごう」=「合」。最後に九字の力を「合わせる」の意味。

 

最期には八田知家が全成を討ち取るのですが、討ち取ると激しい雨は止み、急に晴れ間となります。
義時から夫の最期を義時から伝え聞いた実衣は「全成の人知を超えた力は当たり前。
醍醐寺で20年修行を積まれてきたんですよ。私には分かってた。ずっと昔から。やってくれましたねぇ。最後の最後に」と褒めたたえ号泣します。

 

(義時の覚悟)

義時はこの対立や殺戮の連鎖を止めるには、比企能員と対決するしかないと覚悟を決め能員を呼び止めます。
義時は能員に「全成殿に呪詛の道具を渡した者がいます」と話を持ち掛けると能員は「私だというのかな?」と。
義時はさらに「今、最も鎌倉殿に死んでほしいのはあなたです。あのお方に従えば、所領は大きく減る。断れば、今の立場が危うい。意のままにならない鎌倉殿に、もはや用はない。」と言います。
義時の話をのらりくらりと交わし逃げようとする比企、その行く手にアサシン善児が
ぬーッと現れます。いつもながら不気味な登場です。

アサシン善児の華麗なる暗殺リストはコチラをご覧ください。



能員は話続けます。「仮に・・・一幡が鎌倉殿になれば、能員は外祖父として朝廷と直に渡り合い、武士の頂きに立つことができる。小四郎、わしに力を貸さんか?」と手を結ぶことを持ち掛けます。

しかし義時は「お断り致します。ようやくわかったのです。このようなことを二度と起こさぬためには、何をすべきか。鎌倉殿のもとで、悪い根を断ち切る、この私が!」と返します。

そして義時は、この2人の会話を頼家に聞かせるためにここに頼家を呼んでいることを伝えます。すると、今までの会話はすべて頼家に聞かれていたことになり比企は焦ります。
しかし、しかし・・義時が「鎌倉殿」と頼家を呼んでも頼家の姿はありません。
こんなはずじゃと当惑する義時・・・
実は頼家は病で倒れていたのです。これは亡くなった全成の呪詛の効果??

もう人間関係・権力闘争がゴチャゴチャで入り組んだこの鎌倉人間模様・・・。
こうして第30話は終了します。