8月9日の原爆の当初の投下目標地で
日本最大規模の兵器工場・小倉陸軍造兵廠の跡地に作られた「北九州市平和のまちミュージアム」に行ってきました。
※なお、展示物の撮影およびブログなどの掲載に関しては 北九州市平和のまちミュージアムより許可を頂いています。
(陸軍小倉造兵廠跡地に建設)
このミュージアムは当時の北九州市の様子や状況、人々の暮らしなどを振り返り、
平和の大切さを学ぶために2022年(令和4年)4月19日に、日本最大規模の兵器工場だった「小倉陸軍造兵廠」の跡地に作られました。
【陸軍小倉造兵廠については下をクリック】
小倉造兵廠は1944年(昭和19年)6月16日に、B29により日本本土初空襲を受けた地域です。
【B29日本本土初空襲については下をクリック】
また、陸軍小倉造兵廠は1945年(昭和20年)8月9日の原爆投下第1目標地でした。
【8月9日の小倉原爆平和記念式典の様子は下をクリック】
【8月9日小倉原爆については下をクリック】
下はミュージアムの見取り図です。
ここには当時の資料や体験者の証言、太平洋戦争時の小倉と八幡の街と戦争被害を伝えています。
戦争当時の人々の暮らしを伝える当時の物も展示してありました。
こちらは 配給用の切符です。
当時、街中に掲示されていたポスターも展示されていました。
(風船爆弾)
アメリカを震撼させた兵器:風船爆弾は小倉造兵廠で作られ室戸岬から飛ばされました。
(焼夷弾)
日本中を焼き尽くした焼夷弾の実物大の模型も展示されてありました。これがB29から投下され空中でバラバラになり110発の焼夷弾として投下されました。
そのほか、1945年8月8日の八幡大空襲、9日の長崎原爆投下までを描いたアニメーションが360度シアターで放映されていました。
(すぐ近くにあるもの)
①歩兵第14連隊の跡碑
平和のまちミュージアムのすぐ近くには、歩兵第14連隊の跡碑があります。歩兵第14連隊は1875年(明治8年)に小倉に置かれた陸軍の連帯です。
歩兵第14連隊は明治初期の秋月の乱・西南戦争から第二次大戦まで従事しています。
②歩兵第14連隊の跡碑
平和のまちミュージアムの入り口に向かう途中にある小さな木。写真左側に見える小さな木です。
この木です。
嘉代子桜と呼ばれ、長崎の原爆で亡くなった林嘉代子さんの御母堂が植えた桜を
接ぎ木したものです。
<<北九州市平和のまちミュージアムへの行き方>>
JR西小倉駅徒歩10分
住所:北九州市小倉北区城内4-10
利用時間:9時30分~18時
休刊日:月曜日及び年末年始
西日本最大規模の軍事工場・小倉造兵廠跡地にできた
北九州市平和のまちミュージアム、
機会があれば是非立ち寄ってください。