日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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【鹿児島の特攻隊関連施設を巡る⑤】 特攻機の敵艦突入無線を受信していた串良地下壕電信司令室

特攻基地慰霊の旅・・

祖国や故郷のために自らの命を捧げられた先輩方に対し感謝と追悼の想いを込め、
鹿児島をおとずれ特攻基地に足を運びました。

今回紹介するのは鹿児島県の鹿屋にある
串良地下壕電信司令室。
特攻機
突入時に発信した無線を受信した施設です。

(海軍串良基地)

鹿児島県鹿屋、かつて海軍の鹿屋・笠野原、串良の3つの基地がありました。

その1つ、串良基地では1945年(昭和20年)3月1日から終戦までの間に、第一、第二、第三勤皇白鷺隊(姫路)・第一、第二、第三、第四、第五白菊隊(徳島)などの特別攻撃隊員、合計363名が出撃しています。

【いずれも串良地下壕電信司令室に展示されていた写真より】

 

特攻機とモールス信号)

特攻機はモールス信号を発信して敵艦に突撃します。最後は無線のキーを押したまま敵艦に突っ込みます。 無線の「ツー」という信号がとまった時が戦死です。通信室では、この特攻機から発せられる無線を受信し特攻機の状態を確認していました。

しかし、正確には特攻機が敵艦に体当たりが成功したのか、あるいは敵に撃墜されたのかは分かりませんでした。

 

(特攻機の無線を受信した串良地下壕電信司令室)

串良基地から飛び立った特別攻撃隊員が敵艦に突撃する直前に送ったモールス信号を
受信していた地下壕・串良地下壕電信司令室があります。

串良地下壕電信司令室は整備され、また保存状態もよく、その中に自由に入ることが
できました。

出入口は左右に2箇所あり、空襲などの爆風を避けるためコンクリートや土塁が築かれています。

この分厚いコンクリート、、、頑丈な造りがわかります。

入り口外観です。

 

扉を開けるとすぐ右手に下に降りる階段があります。

 

階段は立派で半世紀以上前に作られたとは思えません。しっかりした造りです。

中に入ると・・・結構広いです。

ここで無線受信が24時間3交代で行われていました。

地下壕は深さ7m、全長57m、その中の電信室は奥行き15m、幅4mです。

 

(特攻機が発進したモールス信号が受信できる!)

串良地下壕電信司令室で受信していた特攻機から発せられたモールス信号の再現を聞く事が出来ます。

下の写真のQRコードを使用して下さい。

 

この串良地下壕電信司令室、地下壕内は朝9:00~夕方16:00まで見学ができます。

 

(鹿屋市観光協会公式HP 串良地下壕電信司令室)

 <<串良地下壕電信司令室への行き方>>

車で行きましょう。

住所:鹿屋市串良町有里4963-2

 

特攻の無線、、どんな気持ちで聞いたのでしょうか

亡くなられた方を追悼いたします。合掌