九州の大都市博多。
JR博多駅からは山陽新幹線、
九州新幹線が出ていますが、
実はもう1つ新幹線が出ています。博多南線です。(但し在来線扱い)
マニアに有名な博多南線に
乗ってみました。
(博多南線)
博多南線は山陽新幹線博多総合車輌への回送線を旅客線化したもので、全列車が新幹線の車両で運行されています。
新幹線車庫に向かう回送路線が旅客線化しているのは全国でこの博多南線が唯一です。
(博多駅から300円で新幹線に乗れる)
では、博多駅から博多南線に乗ってみます。
まずは切符の購入。
販売機の九州内新幹線画面の中央に「博多南」があります。
乗車券200円と特急券100円の合計300円です。300円で新幹線に乗れます。
改札に入り新幹線ホームに向かいます。
博多南線は御覧のように博多駅の新幹線ホーム16番線です。しかしよく見ると
16番線の博多南線には、よく見ると「のぞみ」「ひかり」「こだま」といった新幹線の機種名が書かれていません。空白です。なんじゃこりゃあ~
博多南行きの新幹線到着、さあ乗り込みます。
行く先は「博多南」です。
博多駅から終点の博多南駅まで1駅間8.5kmを、10分足らずで駆け抜け列車は到着。
博多南駅は小さな駅です。
駅のホームは1つしかありません。乗ってきた新幹線はここで停車します。
列車は折り返して博多駅に向かうため、博多南駅での停車中に車内清掃が行われます。清掃が終了したら、再びこの新幹線で博多に向かいます。
隣にあるのは回送された新幹線です。
(九州新幹線)
博多南駅のすぐ横には九州新幹線の高架があります。赤丸で囲んだ部分。
九州新幹線の席から見た博多南駅の様子です。新幹線が並んでいるのがわかります。
(博多南駅に並ぶ新幹線)
博多南駅ホームからは博多総合車両所に並ぶ新幹線が一望できます。
(改札口は1つ)
博多南駅は規模が小さく、ホームを出れば、すぐに改札口、改札口は1つです。
こちらが 博多南駅のスタンプです。
こちらが時刻表。通勤時間帯はさすがに本数が多いです。
(地域住民の要請で駅開業)
この博多南線は、1975(昭和50)年の山陽新幹線博多開業に合わせて設けられた車庫・博多総合車両所(博多車両基地)までの回送線を、地域住民からの要望で旅客化し、1990年(平成2年)4月1日に駅が開業ました。
これまでバスで約1時間かかっていたのが、新幹線で10分足らずになりました。