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大河ドラマ「どうする家康」ネタバレあらすじ第12話「氏真」

 

「どうする家康」第12話の視聴率は11.0%で
前回比+0.1%。
ではストーリーを見て行きましょう。

 

三国同盟破棄)
戦国時代、北条氏・武田氏・今川氏の三者では、当主である武田信玄北条氏康今川義元の娘がお互いの嫡子に嫁いで血縁となり、さらに領土不可侵や相互援助をする甲相駿三国同盟(こうそうすんさんごくどうめい)が結ばれていました。

しかし1568年、この三国同盟武田信玄が一方的に破り、今川を攻めてきました。

今川氏真は陣に入りますが、家臣のほぼすべてが武田の調略で裏切ってしまい、誰もいません・・。

追い詰められた氏真は自決を図ろうとしますが、かつて父・今川義元から言われた「そなたに将としての才はない」という言葉を思い出し、なにくそっという思いが湧き最後まで抵抗することを決意しました。

 そして逃亡する中、必死に後をついていく氏真の妻・糸がいました。糸は幼い頃の
怪我で片足を引きずっています。そのため逃亡では足手まといになるので、氏真は苛立ちを募らせます。

氏真は瀬名を妻として迎えたかったのですが、父の言いつけで、北条の姫である糸と夫婦になりました。しかし、瀬名のことを忘れることができず、瀬名の夫が子分同然だった家康と言うのも気に入りません。

また氏真は家康が、剣術や武術での試合で家康がわざと氏真が勝ちをとらせていたこと、すなわり家康が自分よりも武芸の技術が上回っていたことを知りショックをうけます。

武田信玄から攻め込まれ、家臣にも見限られた氏真に妻・糸は、彼女の実家である北条に身を寄せるよう勧めますが、氏真は、逃げるなどあり得ないと拒絶します。

 

掛川城には氏真が)

家康は引間城を拠点として遠江の侵攻を進め、掛川攻めを始めようとしていました。
そのとき、家康の忍び・服部半蔵から、掛川城に氏真が糸を連れ、わずかな家臣と共に入っているとの知らせが入ります。

そこに石川数正が、❝速やかに氏真を討ち取り、首を届けよ。さもなくば、武田がやると❞書いた信玄の書状を持って来ました。早く氏真を殺せと言う信玄の圧力です。

 

幼少時代に、人質となって今川家で過ごした家康には、氏真は兄弟も同然であり、簡単に殺すことはできません。

しかし、氏真は冷酷なところもあり、大高城に取り残された家康たちを見捨てて駿府に残る三河衆を殺していますし、家康の妻の瀬名や子供たちまで殺害しようとしたこともあります。家康の心はどうしたらいいのか、葛藤をします。

そして、家康は皆に向かい「氏真は憎き敵じゃ!掛川城は10日で落とす!今川氏真の首級をあげよ!」と号令します。

 

(氏康の意地)

しかし、負け戦で命からがら逃れてきたはずの氏真は4ヶ月経ってもその兵力は衰えず、掛川城が陥落しません。
氏真は、ボロボロの武具をまといながらも雑穀をかじりながら徳川と戦っていました。

ここから回想です。8年前、織田との大戦のとき、氏康の父である今川義元は、家康には「大高城兵糧入れ」と命じますが、氏真には留守番役を命じました。さらにその席で義元は氏康に「そなたには将としての才はない。」と言い放ちました。この父の言葉が氏康の心の大きな傷として残っています。

その時の悔しさをバネに氏康は、みずから矢を放ち、前線で槍を振い奮闘します。

そんな中、家康のもとに、❝武田が信濃遠江との間に陣を張り、今にも攻め込もうとしている❞との知らせが入ります。家康の家臣からは、この際、信玄の軍に加わることを提案されますが、家康は「これはわしと氏真の戦じゃ!」と怒りをあらわにします。

深夜、家康は眠れずに、一人夜空を見上げていました。

昔、今川館で氏真と蹴鞠をし、笑いあった頃の記憶がよみがえります。

するとそこへ榊原小平太が現れ、城の抜け道から出てきた氏真の妻と女達を捕えたと
報告をしました。

妻を城から脱出させたということは、氏真自身は死ぬ覚悟を決め、明日にも最後の総攻撃を仕掛けるようです。

 

(家康と氏真)

家康は、その夜、駿府で育った彦右衛門と七之助を連れ、氏康がいる掛川城に乗り込みました。

家康と対峙した氏真は槍を家康に渡し一騎打ちを挑みます。
この一騎打ちは、お互いが槍を持って戦いましたが勝負は一瞬で決まり、家康の勝利となりました。

敗れた氏真は脇差をぬき自害しようとします。

すると家康が飛びかかり自害をとめようとします。家康は「死んでほしくない!今も兄と思っておる!」と言います。

しかし氏真は「昔から私をバカにしていたのだろう!?父上もわしを認めなかった…誰もわしのことを…誰も!」と言います。

そこに氏真の妻・糸が現れ「違います!」と言い、話を始めます。

 

(伝わらなかった父の思い)

義元は、氏真は夜明けから夜半まで、武芸に学問に誰よりも励んでいる。己を鍛え上げることを惜しまぬ者は、いずれ必ず天賦の才ある者を凌ぐ。氏真はきっと良い将になるだろう、と努力を惜しまない氏真の姿を認めていました。

そして、氏真と家康が手を取り合い、今川の領土を繁栄させていくことを願っていたと言います。
しかし、この義元の心の思いは、義元自身が桶狭間の戦によって死去したため、氏真には伝えることができず、結果として氏真は、今日まで才能がないと言われたことが心の大きな傷となっていたのです。

さらに糸は「義元様は、ずっとあなた様をお認めでございました」と伝えます。

自らの思い違いに気が付いた氏真は、「余は妻と共に北条殿に身を寄せたい。」と言い投降します。これにより、今川家は、滅亡となりました。

 

家康もまた、「できればずっとお仕えしたかった」と、義元と氏真に弓引いたことを謝罪します。
氏真は糸と肩を組んで去るとき、家康に向かって「まだ、おりるな」「そこで、まだまだ苦しめ」と言います。

 

(信玄の怒り。。どうする家康)

一方、家康が氏真を殺すことなく、その命を助けたと聞いた信玄は、「わしに喧嘩を売ってるらしい。信玄は大いに怒っておる!そう岡崎のわっぱに伝えておけ」と激怒します。

こうして武田と戦になる可能性が浮上しますが、家康の家臣たちは北条と手を組めば、駿府をとれるかもしれないと沸き立ちます。さあ、次はどうする家康――。