日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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とんこつ発祥の地(福岡県久留米市)

 

JR久留米駅前には「豚骨発祥の地碑」があります。

今やすっかり定着したとんこつ(豚骨)ラーメン。
「とんこつラーメンは博多」と思っている人が多いでしょうが、実は、とんこつラーメンのルーツは福岡県久留米市です。

この碑は、JR久留米駅東口広場にあります。

(福岡第3の都市・久留米)

福岡県久留米市・・福岡市、北九州市に次ぐ第3の都市で古くから商業の街として
栄え、戦前は陸軍の師団司令部が置かれていた軍都でもあります。
またブリジストン創始者・石橋さんの故郷でもあります。
その玄関口がJR久留米駅。1890年(明治23年)3月1日、九州鉄道の駅として開業し、現在はJR鹿児島本線と新幹線の駅です。

(最初は白濁したスープではなかった)

とんこつラーメン発祥の地の久留米のラーメン=久留米ラーメンは、今ではとんこつ
スープが白濁ですが、最初は濁っていませんでした。

 

日中戦争中の1937年(昭和12年)、久留米市明治通りにある「南京千両」というお店がラーメンを売り出します。このラーメンは、現在のような濁ったスープではなく透明感のある豚骨スープでした。

この年の12月、日本は史上初めて戦争で敵国の首都を陥落させ占領します。
当時の中国=蒋介石率いる中華民国の首都・南京を陥落させ占領したのです。陸軍の師団司令部があった軍都・久留米は、この南京陥落・南京占領に沸きました。同じく久留米にあったこのラーメン店の屋号は「南京千両」ですが、「南京占領」も「南京千両」も音読は同じです。

 

そして10年後の1947年(昭和22年)、「三九」というラーメン店がスープを仕込んでいたところ、誤って火力を強くしてしまい、スープが白濁となりました。それ試しに飲んだらおいしかったので、以後はそのスープをラーメンのスープとして使うようになったそうです。

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白濁したとんこつラーメンは、偶然から誕生したのです。

(碑文)

JR久留米駅前にある碑文には以下のように書かれています。

とんこつラーメン発祥の地 久留米

九州独特のスープが白濁した豚骨ラーメンは、1937(昭和十二)年に久留米市明治通りの屋台「南京千両」で誕生した。店主の宮本時男さんが、横浜の中華街や東京で支那そばを研究し、郷里の長崎チャンポンのスープを参考に豚骨スープを完成させた。
その十年後の1947(昭和二十二)年、同じ久留米の屋台「三九」の杉野勝見さんが、より白濁した豚骨スープのラーメンを売り出し人気を呼んだ。このスープは買出しに出た際、留守番の母がうっかり長時間、強い火力で沸騰させてしまい濃く白濁してしまった。しかし開店時間が迫っていたため捨てずに味付けしてみると、実に深いコクがあったというもの。
こうして偶然から生まれた豚骨ラーメンを、ほかの屋台や店も売り出すようになり、やがて全九州へと広まっていった。

久留米ラーメンルネッサンス委員会
2011年久留米市へ寄贈

 

久留米ラーメンの特徴)

久留米ラーメンは、釜のスープが少なくなると別の釜で煮出したスープを補充する
「継ぎ足し」あるいは「呼び戻し」と呼ばれる製法で作られています。そのため濃厚な豚骨スープになっています。



また、麺は、そうめんのようなストレート麺です。

 

久留米ラーメンを食す)
久留米ラーメンの中で、発祥の「南京千両」がまだお店を経緯賊しているそうです。
おっさんは残念ながらまだ「南京千両」には行ったことがありません。
いつか行きたいです!!
そのかわりに同じ久留米にある、おいしいという評判の丸星ラーメンには行ったことがあります。うまいですよ!!


 

じゃあ、俺も久留米ラーメン食べてみたいよおお 
と言う方。今の世の中は通販があります。

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【久留米公式観光サイト とんこつ発祥の地】

 

<<とんこつ発祥の地碑への行き方>>
JR久留米駅前東口広場
住所:福岡県 久留米市 城南町2-21 JR久留米駅

 

偶然で誕生した久留米ラーメンは、
その後九州各地、さらに全国に広がっていきました。