日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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4年ぶりの通常開催となった博多どんたく港まつり、そのスタートの博多松囃子、その楽しみ方も紹介(2023年:令和5年5月3日)

福岡の春の大型連休の恒例の行事
「博多どんたく港まつり」のスタートとなる
博多松囃子を見てきました。

 

(「博多どんたく港まつり」は)

博多どんたく・・正式名称が「博多どんたく港まつり」と言うこのイベントは、大型連休のイベントの中でも日本で1,2を争う人出が多いことで知られています。
「博多どんたく港まつり」は、例年5月3・4日の両日、福岡市内で、仮装した男女のグループがシャモジを叩いて街中を練り歩き、また市内各所に設けられた演舞台や広場で踊りや歌などを披露します。

この「博多どんたく港まつり」は2023年(令和5年)で62回目の開催となります。

ちなみに「どんたく」とは、オランダ語で日曜日や休日を意味する「ゾンターク』(Zondag)に由来します。

しかし、この博多どんたく港まつりは、毎年ニュースで耳にしているにも関わらず、
どんなものなのか知りません。そこで2023年(令和5年)福岡に飛び、実際に見てきました。

(博多松囃子)

2023年(令和5年)5月3日(水)午前8時過ぎ、博多どんたく港まつりのスタートとなる
博多松囃子が、福岡市の櫛田神社で始まりました。

この「博多松囃子」は、平安時代末期の1179年に平家への報恩のために行われ、今も
受け継がれている行事で、これが博多どんたく港まつりの起源だと言われています。

 

午前8時20分ごろ、稚児による舞の奉納が行われました。


そのあと、福神、夫婦恵比寿、大黒が馬に乗って登場しました。

博多松囃子は、福神、恵比須、大黒、稚児の4つのグループから構成されていて、流(ながれ)と呼ぶ地区のグループによって当番が決まっています。
福神は福神流が、恵比須は恵比須流が、大黒は大黒流が、稚児は東流と西流が2年ごとに交代で稚児流を当番します。

 

福神は福禄寿にちなんで、長い頭をかぶり、福神の面をつけ、手に唐うちわを持ち馬に乗ります。

 

恵比須は珍しい夫婦恵比須です。
男恵比須は烏帽子をかぶり、恵比須の面をつけ、右手に釣り竿、左わきに大鯛を抱え、馬に乗ります。
一方、女恵比須は天冠をかぶり、左手に玉を抱き、桧扇を手に持ち、赤いはかまで馬に揺られます。

 

大黒は、頭巾をかぶり、大きな紗金袋を背負っています。手には打ち出の小ヅチを持ち米俵を左右につけた馬に乗って進みます。

 

そして、宮司の挨拶を受けた後、三福神や稚児が、櫛田神社を出発し、松の枝を持って踊りながら街を練り歩きます。

 

(博多松囃子の楽しみ方)

博多どんたく港まつりのスタートとなる博多松囃子。現地に行った人だからわかるその楽しみ方を紹介します。
まず、会場となる櫛田神社ですが、ここは博多山笠の出発点としても有名な神社です。
最寄りの駅は、福岡市営地下鉄七隈線櫛田神社前駅。この駅は2023年(令和5年)地下鉄七隈線の延伸で3月27日に完成した駅です。で、その名の通り櫛田神社には近く、
歩いて数分で行けます。

次に櫛田神社内は、とにかく混みます。身動きできないくらいに混みます。ですから、稚児の舞の奉納の時間に場所を確保しておかないと大変です。またトイレも済ませておきましょう。下の写真を見てわかるように関係者や見物人で埋め尽くされ、本当に移動するのも大変な混み具合です。

そして、これも重要ですが、皆がスマホを掲げて一斉に撮影しますし、それに加えてTV局や新聞社もカメラをかまえるので、いざ、自分で撮影しようとしたときに他人のカメラが映り込むことが起きます。ここは撮影のタイミングをずらすか、自撮り棒でよりも高いアングルから撮影するなどの知恵と工夫が必要です。

(4年振りの通常開催)

「博多どんたく港まつり」は、新型コロナの影響で2年開催が中止されたあと前年の2022年(令和4年)は規模を縮小して行われました。
そして2023年(令和5年)は4年ぶりの通常開催となりました。

博多どんたくは、5月3日と4日の2日間開催され、パレードや演舞台にはのべ760の
団体、2万2千人を超える人が参加する予定で2日間で200万人の人出が見込まれています。

 

長い間人々に守り受け継がれてきた博多松囃子。。
歴史と伝統を感じました。