島根県出雲市、稲佐の浜にある弁天島。
「記紀」に書かれた神話の国譲りが行われた舞台です。
ここが実にいい場所なんですよ。
稲佐の浜は、日本海に面した浜。出雲大社の西方1kmにある海岸です。南北約 10km にわたる砂浜で、かつては出雲の海の玄関口として多くの船や人を迎えました。
その稲佐の浜にあるのが弁天島です。大きな岩のようですが、島なんでしょうか?
人が一緒に映った写真を見るとその大きさがよくわかりますね。
上には鳥居があり、祠もありました。
神仏習合の頃には「弁財天」が祀られていましたが、明治のころから豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)を祀る小さな祠が建てられました。
(国譲りが行われた舞台)
「記紀」の国譲り神話では、大国主神が高天原から派遣された武甕槌神(たけみかづちのかみ)と国譲りの交渉をした記述がありますが、その場所がここです。
ここで大国主命は自身が住むための宮を築くことを条件に国譲りを承諾したといいます。その舞台となったのは稲佐の浜の弁天島がある辺りと伝えられています。
(広がる砂浜)
弁天島は、かつては稲佐湾のはるか沖にあったようで、沖ノ御前、沖ノ島と呼ばれていました。
1985年(昭和60年)前後までは、島の前まで波が打ち寄せていましたが、次第に砂浜が広がり、現在では島まで簡単に歩いて行けるようになったそうです。
(夕日の名所)
ここは夕日の名所として有名で、晴れた日没時間には多くの方が訪れます。
おっさんもいい写真が撮れましたよ!
おっさんも、稲佐の浜を訪れ夕日を見ました。
その時の様子は、下をクリックして御覧下さい↓
<<稲佐の浜への行き方>>
車で行きましょう
住所:島根県出雲市大社町杵築北2711
稲佐の浜は旧暦10月10日に、
全国の八百万の神々をお迎えする浜でもあります。