日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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超貴重。日本で唯一かもしれない、現在もビルの屋上に当時の姿で残る防空監視哨(ぼうくうかんししょう)】 ~福岡県北九州市小倉~

福岡県北九州市小倉のビルの屋上に
大平洋戦争当時に使用された防空監視哨が
当時のままで残っています。
これは、
たぶん当時の姿で現存するままで残る
日本で唯一の防空監視哨かもしれないという
非常に珍しいものです。現地で見てきました!

(小倉ワシントンビルの屋上に・・)
福岡県北九州市、市営モノレール平和通駅から徒歩200メートル、住所で言うと「小倉北区魚町3丁目1−8」にある7階建ての小倉ワシントンビル。
その屋上には、戦時中に防空監視を行っていた施設・防空監視哨が今も残っています。
下の写真で赤で囲んだ部分です。

屋上にあるこの小屋のようなものです。

(陸軍造兵廠の見張りのため1番高いビルの上に設置)
このビルは、かつては「かねやす百貨店」という百貨店でした。
「かねやす」は創業時は米穀店でしたが、やがて呉服店となり、1920年大正9年)にデパートとして創業し、1936年(昭和11年)には現在の鉄筋コンクリート7階建の建物が完成します。
当時7階建てのこの鉄筋コンクリートのビルは、小倉では最も高い建物でした。
そして、この近くには、西日本最大規模の陸軍小倉造兵廠がありました。
陸軍造兵廠があったことから小倉は8月9日の原爆の投下目標地となりました。
しかし当日視界が悪く第二目標地の長崎に原爆が投下されています。
陸軍小倉造兵廠に関しては下をクリックして御覧下さい👇

この防空監視哨は、陸軍小倉造兵廠を攻撃目標にした空襲に備えての監視を行うために、当時ずば抜けて高かったこの百貨店の屋上に設置されました。監防空監視哨は、2m四方の小屋です。のぞき窓が開いているのがわかります。

この防空監視哨にいる監視員が敵機の襲来を見つけて軍に報告し、報告を受けた軍は。迎撃準備や住民への避難、灯火管制などを行っていました。
<<小倉の防空監視哨への行き方>>
小倉駅から徒歩15分程度
住所:福岡県北九州市小倉北区魚町3丁目1−8

鉄筋コンクリートのビルは、
戦火や大火を耐えぬき、今もこの地に建っています。

街中で、当時の姿で現役の施設に
防空監視哨が残っているのは
非常に珍しく大変貴重です。