
西南戦争終結間際、9月下旬から10月にかけて
江戸の空に、
突如、赤く光る星が現れます。
そしてその星の中に軍服姿の西郷が見えたという噂が
広がります。
その星は「西郷星」と呼ばれました。

(出典:
https://dl.ndl.go.jp/pid/1920337/1/232)
(西南戦争で敗れた年に赤い星が出現!その中には!!)1877年(明治10年)2月、政争に破れ鹿児島に帰っていた西郷隆盛は、新政府に対し兵を挙げました。西南戦争です。
西南戦争は9月24日に西郷が自決するまで、九州各地で激しい戦いが繰り広げられました。
ちょうど、この年は火星が地球に大接近していて、火星の地球への最接近は9月3日で距離5,630万kmでした。
西南戦争の終結は9月24日ですから、西郷が自決した9月下旬から10月にかけては、火星は宵の空で-2等以上で輝いたとみられます。
そして、この大接近していた火星に、陸軍大将の軍服姿の西郷が見えたという噂が立ちました。そのため火星は「西郷星(さいごうぼし)」と呼ばれました。
西郷星に関しては、大正14-15年に出版された「明治奇聞 第6編」にも書かれています。



(出典:
https://dl.ndl.go.jp/pid/932247/1/11)
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まあ、トンデモ話ですが、
当時の人は本当にそう信じていたかもしれませんね。



