2024年(令和6年)3月23日(土)、
営業運転する列車で国内最古の蒸気機関車のSL人吉が
運行最終日を迎えました。
当日13時半、博多駅6番ホームで行われた
ラストランの記念出発式セレモニーを見てきました。
(SL人吉ラストラン)
SL人吉は、もともと鹿児島本線の熊本駅と肥薩線の人吉駅の間を走っていましたが、
2020年(令和2年)7月に起きた記録的豪雨で肥薩線が大きな被害を受けたことから、翌年の5月からは熊本駅と佐賀の鳥栖駅の間で運行されてきました。
しかし製造から100年をこえ車体の老朽化に加え、部品や整備士の確保が難しくなり、2024年(令和6年)3月23日(土)の運行を最後に引退することになりました。
SL人吉のラストランとなる2024年(令和6年)3月23日(土)は通常ルートとは違い、特別に熊本駅と博多駅の約120キロを往復運行します。
(午前11時48分SL人吉博多駅2番ホームに到着)
午前11時48分、熊本駅を出発した上りのSL人吉が博多駅の2番ホームに到着しました。
もちろん、撮影しようとホームでスタンバイしていましたが、とにかく人が多い!
今回はディーゼルがけん引しました。
蒸気機関車側はこの様子、人が多すぎて近寄れません。
こうして到着したSL人吉は、博多駅で乗客を降ろして、隣の吉塚駅に行きました。
見送る反対側ホームにもたくさんの人!
(ラストランセレモニー)
13時48分には博多駅6番ホームからSL人吉の熊本行が発車。これがラストランです。
今回、おっさんはラストラン記念出発式セレモニーに関して、最高のポジションを確保しました。
記念出発式セレモニーは13時半からですが、13時を過ぎた段階で、すでに6番線ホームはこの人数!!
そして、ラストラン記念出発式開始直前に、せっかくいい場所を確保したのに、なんと新聞・TVのマスコミ陣が前に来て彼らが撮影のためにスマホを掲げるので見えにくくなりました!!それはないよ~
反対側ホームの込み具合もご覧の通り。
ラストラン出発式は、13時半開始。
開会の挨拶、出席者紹介、主催者挨拶、博多駅長挨拶、メンバーに花束贈呈と続きます。
13:44 SL人吉がJR博多駅6番ホームへ登場。場内が盛り上がります
マスコミと見物客が撮影するカメラで大混雑。無茶苦茶人が多い!!
今回ラストのSL人吉に乗務員が乗り込みます。
最後に大きな汽笛を響かせ博多駅を出発!
こうしてSL人吉は熊本駅へとラストランに出発しました。SL人吉は午後5時45分ごろに熊本駅に到着し、ここでも多くの人が出迎える中、最後の営業運転を終えました。
2009年(平成21年)に運行を始めた「SL人吉」はこれまでに延べ41万4000人が乗車したそうです。
あとでニュースを見たら、この日、JR博多駅には、SL人吉のラストランを鉄道ファンなど約1500人が見届けたそうです。
こうして100年を超える歴史に幕を閉じました。
SL人吉、有難う!!