日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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大河ドラマ 光る君へ 第16話「華の影」ネタバレあらすじ 

平安時代の宮中を舞台にしたドラマ「光る君へ」。
第16話「華の影」
あらすじを見て行きましょう。
第16回「華の影」では、994年(正暦5年)の様子が描かれました。

(困ったねえ)

まひろとさわは、仲良く石山寺に旅行に出かけたのですが、帰路には2人に溝ができてしまいます。
さわは「私には、才気もなく、殿御を引き付けるほどの魅力もなく、家とて居場所がなく・・・。もう死んでしまいたい!」叫んで駆け出します。
いきなりそんなことを言われて、まひろは何が何だかわかりません。
後を追う まひろは「さわさん、待って。何があったの?」と聞きます。
さわは「『蜻蛉日記』のお話の時、私をのけ者にしたでしょ!道綱様も・・・私でなく、まひろ様がほしかったのです!まひろ様は、私の味方だと思って信じていましたけれど、それも違いました。私のことなんか、どうでもいいのです!私は家ではどうでもいい子で、石山寺でもどうでもいい女だった。私なんか生きている甲斐もない・・・。どうでもいい人なのです!これ以上、私を惨めにさせないでください。ほっといて!」

と駆けだしていく さわ。もうむちゃくちゃです・・。しかも心を閉ざしちゃうし・・・。
当然、このやり取りに、まひろは閉口し落胆します。
こういう展開は現代でもありますよね。もうわけわからんです。

(サロン)
正暦5年 (994年)定子が住む後宮のひとつ・登華殿は、積極的に若い公卿を招いていき、関白家と帝との親密さを見せつけます。
定子が「そうだわ、お上。今日は雪遊びにいたしません?」と提案すると一条天皇は「雪遊びか」と楽しそうな様子。
藤原伊周も「では雪の山を作りましょう」と言い、3人は雪が降り積もった庭へと降りていきます。
伊周は、「さあさあ、公任殿たちもご一緒に」と、藤原公任藤原斉信藤原行成を庭に誘い、みんなで雪山作りをします。公任と行成は、雪を投げつけるなど、皆、子供のようにはしゃぎます。

そんな中、道長は政務のために、一条天皇を訪れましたが、「今日はやめておこう」と引き返してしまいます。
清少納言は、皆の楽しむ姿を見ながら、退屈そうにしている伊周の弟・隆家に「隆家様はお庭にお降りになりませんの?」と言いますが隆家は「ふっ…何が面白いのかわからぬ」と言い捨てます。

(3人)
その夜、公任、斉信、行成の3人が酒を酌み交わします。
公任は「帝の御前で伊周殿は許しがたい。関白家はみな自信満々で鼻につく」と関白家に対して不満を漏らします。

そして斉信は「おれにも娘がいたらなあ…道長はいいよ。その気になれば娘を入内させられる」と言うと公任は「今からでも間に合うかも知れん」と言い、「そうか…頑張るか…」と答えます。

(詮子登場)
一条天皇のもとに、藤原道隆をはじめとした関白家の面々が集まりました。道隆の子・藤原伊周は、一条天皇龍笛の音でひとさし舞ったのち、「隆家、おまえも舞え」と弟・藤原隆家に命じます。
隆家はやる気も関心もなく「私は遠慮いたします」と辞退するものの兄の伊周が強く勧めるので、持っていた盃を放り投げると、清少納言の手から扇を奪い取り踊ります。
それに、伊周も立ち上がり、隆家の動きに合わせ、一条天皇龍笛を奏で始めみながいい雰囲気となります。
そんな中、一条天皇の母である藤原詮子が突如現われ緊張が走ります。
伊周は詮子に「お待ちください。女院様、どうぞこちらへ。さあ、どうぞ、どうぞ」と一条天皇の隣の座を勧めます。
詮子が座に着くと、一条天皇は「お久しゅうございます。母上」と頭を下げ、藤原定子も「女院様には、ご機嫌麗しく、祝着至極にございます」と丁重に挨拶を述べます。
詮子は「お上、先ほどの騒々しい舞は何ごとでございますの」と、問い詰めます。
この詮子の一言で場の空気は凍り付きますが、伊周は「はっはは。お上の笑みが消えてしまいましたよ」と言います。
これには道隆が「伊周」とたしなめますが、伊周は「お上と中宮様の後宮は、これまでとは違う新しき後宮。ここでは誰もが楽器を奏で、誰もが歌い、舞う。お上との間の垣根を取り払い、誰もが語らうことができる。これこそがお上がお望みになる、後宮の姿にございます。どうか、女院様にもそのことを、おわかりいただきたく、お願い申し上げまする」と言います。
(火事)

夜の寝所で肩を寄せ合う一条天皇藤原定子。そこへ突然、「お上!ただいま弘徽殿より火の手があがりました。急ぎここよりお移りいただきたくお願い申し上げます」と知らせが入ります。これを聞いた一条天皇は定子に衣をかけ、肩を抱いて連れ出します。道隆は、同じような出火があったため、伊周に立腹した詮子か、あるいは道隆を憎む人物による放火だとにらみます。

 (疫病)
その頃、京ので流行り始めていた疫病が蔓延してきました。
一条天皇は民を思い、手を打つように道隆に自らの考えを伝えます。しかし、道隆はまったく危機感がありません。

こうした中でも、悲田院では大勢の疫病患者が苦しんでいました。
ある日、まひろが文字を教えていた少女・たねが訪ねてきます。
そして、悲田院に行った父母が返って来ないと言い、一緒に悲田院に向かいます
そこで、たねも感染し意識朦朧となります。そして付き添いで看病するまひろの元で「あめ、つち…」と言葉を漏らします。
それは、たねが読み書きを学んでいた頃に、まひろが教えた「あめつち詞」でした。
やがて、たねは息を引き取ります。

道長の視察)
道長は、兄である関白・道隆に、疫病対策を訴えますが、道隆は、疫病よりも放火の問題を解決することが大切だと言って相手にしません。
らちが明かないので、道長は、自ら悲田院に行き様子を見ることを決めました。そのことを、兄の道兼に伝えると、「汚れ仕事は自分の仕事」と言い道兼が悲田院に向かいます。
ただ、道長も、道兼にまかせにっきりにはできないので悲田院に向かいました。
悲田院藤原道兼に合流し、病に苦しむ民の惨状を目の当たりします。
悲田院の医師は、この惨状を内裏に報告していますが、全く何m対策もとってもらえないと嘆きます。民の声をないがしろにする道隆に道長は不信を抱きます。

(再会)
 この悲田院で、道長は、まひろと再会します。しかし、まひろは、子どもたちを看病しているうちに、自分も病にかかり意識を失います。
道長は、高熱のまひろを抱きかかえ、まひろの父親の藤原為時の屋敷に連れて帰ります。
そして道長は夜を徹してまひろを看病します。
そして道長は「なぜ、あそこにいた。生まれてきた意味は、見つかったのか。逝くな。戻ってこい」と、まひろに語り掛けます。
翌朝、まひろの熱は下がります。まひろの父の為時は感謝しつつも、政務を担う道長を気遣い、帰宅を促します。
そして道長は立ち去ります。
(朝帰りの意味)
道長は朝帰りします。道長の妻・源倫子は愛猫・小麻呂を抱きかかえながら、朝帰りした道長を「お帰りなさいませ」と出迎えます。
赤染衛門が「ゆうべは高松殿でございましたか」と声を掛けると、倫子は「衛門。殿様は、ゆうべは高松殿ではないと思うの。殿の心には、私ではない、明子様でもない、もう一人の誰かがいるわ。オホホホホホ」と微笑みます。

 

・・・さあ、どうなる。次回に続く