中学のときに理科の授業で習った「地層」。
それを真近に見ることが出来る場所がありました。
なんか、日本ではなく、アメリカの砂漠によく出てくる光景ですが、
千葉県銚子市にある銚子マリーナ海水浴場から歩道を進むと目の前に壮大な地層が現れます。
銚子市名洗町から隣の旭市の刑部岬までの、およそ10キロメートルにわたり地層の縞模様がハッキリと見ることが出来る断崖が続いています。
イギリスのドーバー海峡にある、ホワイトクリフに似ているので、ココを「東京のドーバー」とも呼ぶそうです。
この地層は、
①土台になる基盤が、1億年以上も前の固い岩盤、
②その上に300万年前~400万年前の深い海の環境で体積した犬吠層群(いぬぼうそうぐん)
③さらにその上に内湾の環境で堆積した香取層や関東ローム層
・・この3つから成るそうです。
おっさんは、この地層を見て理科の時間に地層について習ったことを思い出しました。
・「地層は下に行くほうがダンダン古くなる。
・地層の中から出てくる化石には2種類ある。
その化石が発掘された地域の環境を知る手がかりとなる「示相化石」(例えば、珊瑚の化石があると暖かい海、シジミの化石が見つかると河口)と環境を探る手係りとなる「示準化石」(例えば、アンモナイトは中生代、三葉虫は古生代)・・・・なんていうのを覚えましたなああ。。
この地層はとにかく圧巻です。
定規できちんと水平を図って作ったような綺麗な水平状態の地層を目の前で見ることが出来ます。
また、海の波に削られ、侵食も受け穴が開いた部分もあちこちに見られます。
少しずつ少しずつ本当に何百万年という長い年月をかけて徐々に歴史を刻んで、できた地層を見ると人間の人生なんてたかだか80年。
地層の歩みに比べると人間の進んできた道のりなんてたいしたことないなあ・・と感慨深くなったおっさんでした。
<<屏風ヶ浦の地層への行き方>>
JR「銚子駅」から、千葉交通バスの「千葉科学大学行き」に乗り
「千葉科学大学マリーナ前」下車。ここから5分ほど歩くと地層があります。
http://www.city.choshi.chiba.jp/edu/sg-guide/bunkaisan/bunkaisan12.html
●銚子ジオパークのHP
http://www.choshi-geopark.jp/geosite/22/index.html