渥美清演じる、テキ屋の車寅次郎が、日本全国のお祭り会場を渡り歩き、旅先や生まれ故郷の葛飾柴又で、色々な騒動を起こす映画です。
(「男はつらいよ」は最初はTV)
「男はつらいよ」は、フジテレビで1968年(昭和43年) – 1969年(昭和44年)に
木曜日の夜10時に放送していました。
最終回では、ハブを捕まえひと儲けしようと画策した寅次郎が、奄美大島にハブを取りに行ったものの逆にハブに咬まれ、毒が回って死んだというストーリーでした。
しかしその結末に視聴者から多数の抗議が相次いだため映画化につながりました。
(映画「男はつらいよ」)
TVでの寅さんの死の抗議を受け、始まった映画版「男はつらいよ」シリーズは、松竹によって1969年(昭和44年)8月27日に第1作が公開され、1995年(平成7年)までに48作が、1997年(平成9年)と、2019年(令和元年)に特別編が公開されました。
第49作「寅次郎花へんろ」の制作準備中に主役の渥美清が死去したために1995年(平成7年)に公開された第48作「男はつらいよ」 寅次郎紅の花」がシリーズ最終となりました。
映画では、毎回、「マドンナ」と出会いに恋愛をするものの片思いが多く終ってしまい、また旅に出てしまうストーリーです。
ラストは、マドンナが寅屋を訪れたり、旅先からの寅さんのハガキの文章が紹介されて終わりました。
また渥美清死後も、特別編として1997年(平成9年)に「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」と2019年(令和元年)には、「男はつらいよ お帰り 寅さん」も
上映されました。
(年を取り「男はつらいよ」の世界がわかった)
おっさんは当初、「男はつらいよ」の映画は面白いとは思いませんでした。毎年放映されるものの、何が人気なのか、どこがおもしろいのかが、よくわかりませんでした。
しかし社会人となり経験を積んだあと、改めて見るとそのストーリーや人情にシミジミと来ました。
(寅さんの舞台柴又を歩く)
映画「男はつらいよ」を見るうちに、その舞台で寅さんの故郷・葛飾柴又に行ってみたくなり、何度か足を運びました。
駅前には寅さんと妹の桜の銅像があります。
柴又を歩くと、そこは寅さんの映画でおなじみの光景が広がります。
帝釈天の参道です。
御前様と源ちゃんがいる帝釈天です。
主題歌で出てくる矢切の渡しです。
「男はつらいよ」映画シリーズ全48作の配給収入は464億3,000万円、観客動員数は7,957万3,000人を記録したそうです。
世界最長の作品数の映画シリーズ(26年48作)としてギネスブック国際版に認定されました。
【松竹 男はつらいよ公式HP】
【「男はつらいよ」第1話を見たいなら‥】
【映画「男はつらいよ」全作品はココ】
映画:「男はつらいよ」はBSテレ東4Kで何度も放送されています。
2021年(令和3年)10月から、「土曜は寅さん」として土曜日の18時半から全シリーズの放送が始まっています。
放送中は、ツイッターで「#男はつらいよ」で、意見交換や実況で盛り上がっていますよ。
<<葛飾柴又の行き方>>
●最寄りの駅は、京成線柴又。ここで下車して徒歩10分以内に到着。
●東京駅→山手線→日暮里→京成線乗り換え→京成線日暮里→京成高砂→
金町線乗り換え→柴又
所要時間50分程度 料金420円
「男はつらいよ」いい映画ですねえ~