日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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アトピー性皮膚炎体験【実話】これでアトピーが治った ~つらい つらい アトピー地獄からの脱出:顔が綺麗になった~

アトピー性皮膚炎で苦しむ方に、今回紹介する体験談が、何か良いきっかけになればと思います。

アトピー地獄)
それは、突然でした。
中学3年生の秋にアトピー性皮膚炎になりました。最初は、膝の裏やあごの一部でしたが、次第にその範囲が拡大していきました。

かゆくて、かゆくて仕方なく、しょっちゅうかいていました。寝ているときも、かゆさで目が覚めてしまうので、熟睡できません。
また、かいた皮膚がウロコのようにはがれ落ちたり、血が出ることもたびたびありました。こうしてアトピーにより皮膚がサンドペーパーのようにザラザラになり、見た目に目立ちます。

中学生という多感な時期に顔の大部分がアトピーになるのは非常に辛いことです。すれ違う人の目線が怖いし、顔を見たら何か言われるのではないかとビクビクし、つねに人の目を気にしていました。性格も暗くなります。

(治療を続けるも・・・)
この状況に母親が何とか治療をしようと、薬局に私を連れて行きました。薬剤師に相談し薬をもらいましたが、全然効きません。
次に学校を休んで近くの皮膚科に行き薬をもらいました。
その薬を塗ると症状は消えますが、しばらく塗るのを辞めるとまた復活ダメですダメです

高校に入学しますが症状は改善しません。そのうち町の皮膚科でもらった薬が効かなくなりました。
そこで、大学病院の皮膚科に行きました。結構待たされたあと、診察を受け薬をもらいましたが、ここでもらった薬を塗っても、同じように薬を辞めるとまた再発するというのが無限ループのように繰り返されます。
体育の水泳の授業はアトピーが丸見えになるので、事情を先生に話し見学をさせてもらう事にしました。

(西田式体内浄化法)
その頃、西田さんという医学博士が提唱する西田式体内浄化法という健康法が雑誌などで紹介されていました。それは、体内にある毒素がアトピー性皮膚炎の原因であるため、その毒素を出すために断食をし、その間は決められたドリンクを飲むことで体質が改善され、アトピーが治るという方法でした。

その西田式体質改善法を目にした母親は、さっそく西田さんの著書を購入し、西田式体質改善法の本に集会されていた薬局から毎月1本2万円する特殊な栄養ドリンクを2種類購入しました。そして私は望みを託して朝晩、それを飲んでいました。また週末を利用し、月に2回は断食をしていました。
しかし、半年たっても改善しません。しかも当時の金額で毎月2万以上の出費は大きな負担です。さらに発育途上の男子が医師の指導もなく独自で断食を行うのは身体に影響を及ぼします。私は栄養失調になりました。
なお、この数年後の1986年(昭和61年)1月10日、西田医師は薬事法違反で逮捕され、彼が推奨する健康法も、医学的根拠がないインチキだと言うことが判明しました。
(色んなことに挑戦)
溺れる者は藁をもつかむ とは言いますが、私の母は、その後もアトピーで苦しむ私を見て何とかしようと、良いと評判がある物を取り寄せ、色々と手を尽くしてくれました。 不思議な力を持つ石を自宅に置くと良い というと石を購入したり、体質改善に効くという特別な水があるというとそれを取り寄せてくれました。しかしながら、まったく何も改善しません。
そのあいだにも私の顔のアトピーの症状はおさまりません。明るい昼間は目立つのでいつも、うつむいていました。
当時の事を母親が「一緒に病院に行くとき、横にいるあなたがいつも下を向いていたから、顔を上げたら?と言ったら、顔を上げたらみんなが顔を見るから嫌だ と答えたのが、キツかった」と言います。
その通りで、日中など日差しが強いときは、うつむいて過ごしていました。
(その頃の症状)

その頃のアトピー性皮膚炎の状況です。病院からもらった薬を使うと、その時は症状がおさまりますが、しばらくすると強いかゆみが襲ってきて、かきむしってしまいます。このように、薬で症状がおさまりかけていた肌をかきむしってしまうのです。
ステロイドを塗っても良くならないので、塗るのをやめたら、かゆくてたまらず夜寝られなくなり、掻いた皮膚から液が出てしまうし、かきすぎて皮膚がヒリヒリと痛くなります。本当に早く脱出したいアトピー地獄でした。

漢方薬鍼灸
何とか手を打とうと色々もがいたものの、先に進まないアトピー地獄でしたが、ようやく脱出の兆しが見えてきました。それは漢方薬鍼灸でした。

薬を塗ると一時的に症状は治まるのですが、すぐに復活するので、根本治癒を目指すなら体質を変えなければならないと考え、漢方薬を飲むことにしました。
漢方薬は、更年期障害で苦しんだ母を救ったことがありました。母は更年期障害で苦しみメンタルもおかしくなり私を連れて何度も心中しようとしました。
当時、小学生だった私は学校が終わると母が自殺していないかと心配で一目散に帰宅していました。そんな母の更年期を救ったのが漢方薬でした。
その時の体験記は下をクリックして御覧下さい↓

 そして、私もアトピー地獄から脱出するために漢方薬を飲むことにしました。自宅で煎じて漢方薬を作るときに独特のニオイがしますし、それが服や身体につきます。でも、そんなことに気を遣う余裕はありません。
漢方薬と同時に、身体の快復力を高めるために週2回鍼灸にも通いました。
こうして、病院でもらった薬を塗ることでアトピーをおさえ、その一方で、毎日漢方薬を飲み、週2回鍼灸に通うことで体質改善を行うという身体の外側と内部からのダブル作戦です。

(徐々に改善)
漢方薬鍼灸を始め、最初はまったく何の変化も起きませんでしたが、あきらめずに辛抱強く継続すると、徐々に徐々に症状が軽くなり、塗り薬で消えたアトピーが再発しないようになりました。
そして10ヶ月たったことには確実に症状が改善し、見た目にもわかるようになりました。身体が本来持っている「治る力」が回復していくと、薬の効きが良くなり症状が軽減し、同時に、アレルギー体質が改善して、薬を使わないでもよくなっていきました。
症状の改善とともにようやく人前に出て行動する勇気も出てきた私はある日、温泉に行きました。
湯につかり顔を洗ったときに、肌がすべすべしているのを感じ、ああ、ここまで回復したんだ と感激しました。このときの 目の前が明るくなった感動は今も覚えています。
アトピーはところどころありましたが、さらに漢方薬鍼灸を続け、2年が経過した時には、アトピー前の肌に戻りました。
それから数十年・・・今ではアトピーは再発していません。アトピー地獄で苦しんだ話しをしても誰も信じません。当時、悲惨な状況の写真は撮影していないのでアトピーの時の写真は1枚もありません。

今でも、アトピーに苦しんでいる方を見ると、本当に大変だろうと思いますし、そのご苦労は十分理解できます。
私のアトピー地獄脱出体験談が、アトピーに苦しむ方全員に効果があるとは思いませんが、今の辛い状況から少しでも脱出出来る手がかりとなればと思います。