海上自衛隊のあきづき型護衛艦 DD-115「あきづき」は、
第1護衛隊群第5護衛隊に所属し、佐世保が母港です。
2012年(平成24年)3月14日に竣工し、
建造費は750億円です。
(護衛艦「あきづき」)
「あきづき」は、弾道ミサイルの警戒や対処を行うイージス艦を、敵の攻撃から防護する役割を担っています。
弾道ミサイルによる攻撃を受けた場合、イージス艦がその攻撃に対し防御を行います。
しかし、イージス艦が弾道ミサイル防衛にあたっている最中に、そのイージス艦が攻撃を受けたら大変です。そこで、「あきづき」が弾道ミサイルに対し防衛をしているイージス艦の防空を担当します。
だから護衛艦です。
あきづき型護衛艦 DD-115「あきづき」は、基準排水量5,050t、長さ 151m、
幅 18.3m、深さ 10.9m、喫水 5.4m、乗員は約200人です。
(乗艦)
護衛艦DD-115あきづきに掲げられている旗は、国際信号旗で「ようこそ」という意味です。
それでは乗艦します。ハシゴは急で狭いです。
(主砲)
「あきづき」の主砲は米国製のMk45Mod4・62口径5インチ砲が装備されています。
24キロの飛距離があるそうです。
24キロというと東京駅を中心に見た場合、おおざっぱに言うと、西は三鷹、南は川崎、北は川口、東は市川を超える範囲です。その距離まで砲弾が飛びます。
(垂直発射装置)
下の写真の四角の部分は、垂直発射装置です。有事の際はここからミサイルが発射されます。
(投射型静止式ジャマー:FAJ)
艦中央部の第二煙突の前部には投射型静止式ジャマー(FAJ=Floating Acoustic Jammer)ランチャーという装備があります。
敵が魚雷を発射し、その魚雷が近づいてきた時にFAJを発射します。FAJは海面を浮遊しながら妨害音を発し、敵の魚雷に対し音響的な妨害を行います。最大投射距離は約1000m、妨害作動時間は約7分間となっています。
(90式艦対艦誘導弾)
陸上自衛隊の地対艦ミサイルである88式地対艦誘導弾(SSM-1)の艦載型として開発されたもので、海上自衛隊のミサイル艇と護衛艦に搭載されています。射程距離は150キ
ロメートルです。
ヘリ格納庫です。ここではSH-60KまたはSH-60Jを常用1機搭載しますが、広くいために
2機を搭載できます。
この、あきづき型護衛艦 DD-115「あきづき」ですが、海が大荒れのときは、船が揺れて立っているのも厳しく、物にしがみつくときもあるそうです。
こうして日本の国を守ってくれている
自衛隊の方々に感謝と敬意です!!
(海軍駆逐艦秋月)
あきづき型護衛艦 DD-115「あきづき」という艦名は、日本海軍の空母の護衛艦として建造された駆逐艦の「秋月型」から引き継いでいます。
「秋月」は日本海軍の駆逐艦で、秋月型一等駆逐艦の1番艦です。対空能力に優れた防空型駆逐艦として建造されました。
あきづき型護衛艦 DD-115「あきづき」が
今も日本を守っています。