日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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日本で唯一存在するレンティキュラートラス橋  南河内橋(北九州市八幡西区)

 

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綺麗な形の橋ですよね。

これは日本で唯一現存する

レンティキュラートラス橋の南河内橋です。

 

(日本の近代化と関係がある南河内橋)

福岡県北九州市八幡・・・。この街には日本の近代化の重要なけん引役となった

八幡製鉄所があります。

南河内橋は、この八幡製鉄所の鉄造りに重要な役割を果たした河内貯水池に架かる橋です。

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南河内橋には、河内貯水池にかかる橋で、その構造は日本で唯一現存するレンティキュラートラス橋です。

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この橋は、メガネ型の綺麗なデザインの橋です。

その見事な形には、ウルトラ警備隊のモロボシダンがウルトラセブンに変身するときに使うウルトラアイを思い出してしまいます。

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(およそ100年前に完成)

この橋は、1926年(大正15年)に竣工、1927年(昭和2年)に完成しました。

レンズ形に鋼材を組み合わせたもので、橋長132.97m、径間66m、幅員4.1mのレンティキュラートラス橋です。

レンティキュラートラス (Lenticular truss)は、19世紀に鉄道用の橋梁として考案されたもので、日本では3つだけ架橋されました。

そして、この河内貯水池に架かる南河内橋が、現存し今も利用されている唯一の橋です。

 この橋は、官営八幡製鉄所の土木課長だった沼田尚徳が、欧州に出張した時に見た

同タイプの橋をもとに、デザインし施工にあたりました。

2006年(平成18年)12月には、重要文化財に指定されました。

現在は北九州市が管理し、歩行者・自転車専用となっています。

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北九州市役所HP 南河内橋】

 

<<南河内橋への行き方>>
住所:八幡東区河内三丁目 河内貯水池

 ここは山奥なのでレンタカーを借りていった方がいいです。

   【この地図の左下にある四角い写真をクリックすると航空写真に変わります】

 

日本で唯一存在する

レンティキュラートラス橋・南河内橋。

およそ100年前の橋ですが、

今見てもセンスがいい橋ですねええ。

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