日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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ラムサール条約に登録された荒尾干潟(熊本県荒尾市)

「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する
条約」である、
ラムサール条約湿地に登録されている有明海の荒尾干潟。

有明海にある荒尾干潟)

九州の有明海・・・潮の満ち引きの差=干満の差が最大で約6メートルと日本一の海です。有明海は、全国的に有明海苔とムツゴロウが有名ですよね。

この有明海の東中央部、熊本県荒尾市に荒尾干潟があります。
荒尾干潟は、南北約9.1キロメートル、東西最大幅約3.2キロメートル、干潟面積が
約1,656ヘクタールあり、単一の干潟としては国内有数の広さです。

ラムサール条約に登録)
この荒尾干潟の754ヘクタール部分が2012年(平成24年)7月3日に、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」であるラムサール条約湿地に登録されました。

(魚貝類、水鳥などが集う自然の宝庫)

ここには有明海には、小型の甲殻類、貝類、ゴカイ類などの生物や、それらをエサにする水鳥、浅瀬を利用する魚類など多様な生き物が住んでいます。
なかでも荒尾名物のマジャクという体長10センチのエビの従兄弟のようなヤドカリの仲間が棲んでいます。正式名はアナジャコです。
このマジャクは、そのつかまえ方がユニークです。
5月から9月くらいまで、潮が引いたときに、筆を巣穴に入れます。すると敵が来たと思いマジャクが追い出そうとするので、そこをつかまえます。つかまえたマジャクは天ぷら、塩ゆで、酒蒸しで食べるとおいしいそうです。

荒尾干潟は、同時に国際的に重要な渡り鳥の飛来地にもなっています。
荒尾干潟に集う鳥を紹介した写真がありました。

ただ、荒尾干潟を訪れた時間がちょうど満潮でした。

(荒尾干潟水鳥・湿地センター)
歩いて3分の場所には、荒尾干潟水鳥・湿地センターがありました。

ここは、入場料無料。荒尾干潟の再現した水槽や写真や資料が豊富でした。

荒尾干潟は、夕陽のスポットとしても有名です。


<<荒尾干潟への行き方>>

JR鹿児島本線南荒尾駅から徒歩10分以内
住所:熊本県荒尾市蔵満20-1

 

荒尾干潟では、サンセットカフェ・コンサートや
ウォーキング会、観測会なども開かれています。
世界的に貴重な資源です。