太平洋戦争末期の1945年(昭和20年) 3月に
長崎駅の東方約1km、長崎公園の崖の下に
立山防空後が作られ、
ここに長崎県防空本部が置かれました。
(4本の横穴式)
立山防空壕は4本の横穴式で、壕内には知事室や警察部長室、防空監視隊本部などが、配置されていました。
これを外から見た入り口がある写真とあわせてみると。下のようになります。
(防空本部の中は見学自由、しかも無料)
こちらが入り口です。入場は無料です。
坑口はコンクリート製、内壁はモルタル貼りで、中の突き当たりは、5つの部屋に別れています。
部屋は伝令室、通信室、参謀室、参謀長室、長官室(知事室)の5つがあります。
空襲警報が発令されると、ここに知事ら要員が集まり、警備、救援・ 救護などの各種応急対応の指揮や連絡手配を行いました。
参謀室です、その奥が通信室です。
(長崎原爆投下時にここで職務中)
長崎に原爆が投下された時は、ちょうど知事室で広島原爆のことを知った当時の知事らが対策会議を開いていました。またここから、長崎に投下された原爆被害情報を集め、国の防空総本部長官などへ送ったり、救援救護の手配の指令や応援要請を行っています。
(防空監視隊)
伝令室からは、女子挺身隊が監視作業を行っていた防空監視隊につながる通路を見る事が出来ます。ただし安全性の問題でここに入り歩くことができません。
となりの防空監視隊には一旦外に出て、この入り口から入ります。
中はこんな感じです。ここには、材料室、技師控室、警電交換台、防空監視隊がありました。
<<長崎県防空本部>>
入場無料
午前9時30分から午後5時まで
毎月第3月曜日(祝日の場合はその翌日※但し、点検等による臨時休壕がある)
長崎市立山1丁目 長崎歴史文化博物館の横
「桜町」電停下車、徒歩10分 「市民会館」電停下車、徒歩11分
長崎の原爆関係を巡るとき、
この長崎県防空本部にも足を運んで欲しいです。