日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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1935年 4月6日 満州国皇帝溥儀 初来日、溥儀は長い歴史の中で天皇が出迎えに来た唯一の国家元首!

(出典:「満州国皇帝陛下御来訪記念写真帖」(昭和10年:1935年出版)28ページより抜粋:デジタル国会図書館https://dl.ndl.go.jp/pid/1178554/1/28

 

長い日本の歴史の中で、
天皇が自ら出迎えた国家元首がいます。
満州国の皇帝溥儀です。
1935年(昭和10年)4月6日のことです。

満州国皇帝溥儀)
1932年(昭和7年)3月1日に満州国が建国されます。

建国の2年後の1934年(昭和9年)3月1日には、清朝最後の皇帝だった溥儀が、
満州国の皇帝になります。
その溥儀が、1935年(昭和10年)4月6日、昭和天皇の招待で日本を訪問します。

(出典:「満州国皇帝陛下御来訪記念写真帖」(昭和10年:1935年出版)17ページ:デジタル国会図書館https://dl.ndl.go.jp/pid/1178554/1/17

 

(大連港から横浜港へ)
満州国皇帝溥儀の日本初訪問は、日本側が提供した御召艦「比叡」で大連港を出発し横浜港に入港します。下の写真は大連港の御召艦「比叡」とそれに乗船する溥儀です。

(出典:「満州国皇帝陛下御来訪記念写真帖」(昭和10年:1935年出版)23ページより抜粋:デジタル国会図書館https://dl.ndl.go.jp/pid/1178554/1/23

横浜港に到着した溥儀は専用列車で東京駅に行きます。

(出典:「満州国皇帝陛下御来訪記念写真帖」(昭和10年:1935年出版)27ページより抜粋:デジタル国会図書館https://dl.ndl.go.jp/pid/1178554/1/27

 

そして特別列車が到着した東京駅の特別ホームには、昭和天皇が出迎えていました。
満州国皇帝昭和天皇の2人は,顔を合わすと
固く握手を交わします。
日本の長い歴史の中で、このように天皇が自ら国家元首を出迎えるのは、唯一、満州国皇帝の溥儀だけです。

(出典:「満州国皇帝陛下御来訪記念写真帖」(昭和10年:1935年出版)28ページ:デジタル国会図書館https://dl.ndl.go.jp/pid/1178554/1/28

 

その後、昭和天皇満州国皇帝溥儀の2人は馬車で、宿舎となる赤坂離宮に向かいます。

(出典:「満州国皇帝陛下御来訪記念写真帖」(昭和10年:1935年出版)32ページより抜粋:デジタル国会図書館https://dl.ndl.go.jp/pid/1178554/1/32

(満州国皇帝初来日の映像)
満州国皇帝初来日の映像はここで👇見ることができます。

 

満州国皇帝来日写真帳)
満州国皇帝溥儀の初来日には、写真集が複数作られ、デジタル国会図書館でウエッブ上で無料で見ることができます。👇

(2度目の来日)
なお、皇紀2600年となる1940年(昭和15年)6月26日にも、満州国皇帝の溥儀は来日しています。

そして、この時も昭和天皇が東京駅で出迎えています。
2度目の来日については下をクリックして御覧下さい👇


史上唯一、2度にわたり天皇が出迎えた国家元首である満州国皇帝・溥儀。
それをまとめたものは、下をクリックして御覧下さい👇


・・・ということで、
4月6日は満州国皇帝の溥儀が初来日をした日であり、
溥儀は日本史上初めて、そして唯一、
天皇が出迎えた国家元首です。

(出典:「満州国皇帝陛下御来訪記念写真帖」(昭和10年:1935年出版)28ページ:デジタル国会図書館https://dl.ndl.go.jp/pid/1178554/1/28